9話
サボったな、いやー、サボりですよ。
1日1回更新とか出来ひんぞ!!!
和也sideーーー
中学校に上がると俺達は1年目からクラスが違ったが、姉さんは俺の近くに常にいた、姉さんは可愛いから周りからの嫉妬の視線が痛い。それに、嫉妬が多すぎて、男子の中では完全に孤立した。
このままではいけないので、俺は姉さんとあまり会わないようにしようと決意した。
休み時間も、さっさと教室を出て姉から逃げる、昼休みも姉が教室に来る前に逃げた。
クラスの奴らに聞いたが姉さんは毎回俺の教室に尋ねてきたらしい。
勿論、帰りも1人だ。
姉さんが家に帰って来たら凄く怒られた、どうやら最終下校時刻まで待ってたらしい。
俺は、とりあえずその場しのぎで謝った、これからは先に帰る時には先に教えておこう。
次の日の休み時間、俺が教室を出る前に姉さんが居た。
幾ら何でも早すぎる、勘弁してくれ。
仕方ないので俺は姉さんと過ごす事にした。
この日から姉さんは休み時間に物凄く早く俺の教室まで来るようになった、逃げる事が出来ない。
なので俺は、正直に言うことにした。
「俺、姉さんと一緒に休み時間過ごすのやめるわ。」
「姉さんも友達と過ごしなよ?」
「えっ…」
姉さんはこの世が終わるかの様な表情をしている、辞めてくれ…
悪いがこれ以上一緒に居るとまじでボッチになるんだよ…
「これ以上姉さんと居たくないんだよ、クラスの連中からの嫉妬が多いからさ。」
「そう、分かった。」
分かってくれたみたいだ。
その日から姉さんは来なくなった。
そのおかげか、俺も無事友達を見つける事が出来た、その内の1人が今も尚親友の拓海だ。
それからの中学校生活は平和だった、嫉妬の目は消え姉さんも、友達と過ごしているのも見かける。
1人の時を見るのが多いが。
一時期姉はボッチなのかと疑いかけたけど友達と居るのを見て安心したので放っておく事にした。
柚香sideーーー
中学校1年目は和也とクラスが違った、不幸だ…
本当だったら和也と同じクラスで一緒に青春を謳歌しようと思ったのだけど。
まぁ、いいわ。
休み時間に会えばいいしね。
1ヶ月後和也と休み時間に会えなくなった。
どういう事だろう?休み時間に会いに行っても毎回既に出ていると聞く。
その日は1日中あえなかった。
下校は一緒にしようと校門で待っていたが、最終下校時刻になっても和也は現れなかった。
どうやら先に家に帰ってたみたいだ、心配で心配で気が気でなかった私は和也に本気で怒った。
謝ってくれはしたけれど、大丈夫だよね?嫌われてないよね?
次の日から私は和也が出る前に教室に居るようにした。
和也が教室に居るとホッとする、居ないと心配で仕方ながない。
そんな事を続けていると、和也から、拒絶の言葉が来た。
どうやら私達の事を嫉妬している連中が居て視線が嫌だかららしい。
おのれ、私達の中を引き裂こうとは…
でも、和也が嫌な事を私はしたくないので、仕方なく了承した。
それから、私は和也を陰で見守る事に徹した。常に後ろから付けて、時々そこらの男どもに話しかけるが、今は忙しいと言って断った。
私は今和也を見守る事で忙しいんだから邪魔しないでほしい。
あぁ、和也。和也。
この頃から姉がストーカーみたいになったんだね。