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短編

髪神様のささやかで大きな仕返し。

作者: 霜月 十

完全に暇つぶしです。

短いです。

神の中で一番役に立たなくている意味がないと、儂が言われた。そして、それに皆…最高神様まで賛成しておられた。

そして、わしに仕事をやめろと言ってきた。

儂の名は、“髪神様”という、髪の神であった。

髪の神じゃから、いつも黒くて綺麗な髪じゃ。一応自慢じゃ。



2年前髭の神と顔の神がリストラされたので、「髪も髭も顔の一部だから」と言われ、それもそうか、と思い任せられた。


その他にも、「散髪神」、「体毛神」がリストラされた時に仕事を受け継いだ。


ちなみに、リストラされた神達は天界でのんびりとしている。羨ましい。わしも老後の生活を楽しみたい。

ちなみに、神の力をどうするかは本人達…本神達?の自由じゃ。わしが仕事を受け継いだ4神は力をわしに完全に渡して出ていきおった。


わしも老後をゆっくり過ごしたかったので、仕事をやめろと言われたその場所…ホールなのじゃが、で皆にわしの力がいるか聞いた。


皆、口をそろえて言ったのじゃ。

「そんな使えない力受け継いで仕事を増やしたくない。」とな!髪と顔、大事じゃぞ?

わしは最後に行った。「後悔するなよ。」と。

それに皆が皆、後悔なんかせんと言ってきおった。それどころか、絶対呼び戻すこともないと言った。言質は取ったぞ?

皆、忘れておるのじゃ。

己の年齢を。



そして、わしがここ…神界を出る時、長年かけていた術を解いた。

儂を長年役立たずと罵った罰を受けるがいいわ!


いや、恨んどらんが。




『1日経った〜ら色落ちて〜♪

2日経った〜らしわ増えて〜♪

3日経った〜ら髪抜けて〜♪

4日経った〜らし〜みで〜きて〜♪

5日経った〜らハ〜ゲオ〜ヤジ♪』


儂らは今、歌を歌っておる。


タイトルー神界の未来

作詞ー儂

歌ーリストラされた神達

である。


この歌は、天界の天使らにもウケておる。

ちなみに、今はリストラされてから7日経った。


ハゲオヤジが儂の所を訪ねてく来て神界に戻って来るよう言うことがかなりある。

じゃが、儂が神界に行くわけがない。捨てたのは彼奴等じゃからの。

それにハゲオヤジに頼まれようがうれしくも無いわ。


これが人間界で言う所の『ざまあ』なのかもしれんの。ほっほ。


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― 新着の感想 ―
[一言] 髪は、長〜い友達ですもんね。
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