それぞれのプロローグ
中々筆が進まず、延び延びになりそうだったので、酔った勢いで投稿します。
「おいコラ犯罪者」
この世の物とは思えない程、整った顔を持った男に言い放った。
「私は人ですら無いのだが?」
トンチンカンな答えが返ってくる。
「じゃあ何をしようとしてたんだよ」
意味がわからず、手に汗を握った。
「食事だが?」
ムカつく程綺麗な顔をした男が言い返す。
「そーかい。食事を邪魔して悪いがこの人は駄目だ」
なんとなく、此奴は人間では無いのでは無いかと、本能で悟った。
「何故?」
男が不思議そうな顔をした。
「俺の義姉さんだからだ」
右足を後ろに引き、腰を落として右拳を握る。
「ふむ、私には関係無いな」
此奴は放置してはいけないと思った。
「あっそ。じゃあお前の食事、邪魔させてもらうぞ」
「おいコラ犯罪者」
目つきの悪い妙な男が話しかけてきた。
「私は人ですら無いのだが?」
お前らと一緒にされては困る。
「じゃあ何をしようとしてたんだよ」
男が一層目つきを悪くした。
「食事だが?」
どうせ分かち合えないだろうと、私的には当たり前の返答を返す。
「そーかい。食事を邪魔して悪いがこの人は駄目だ」
男の殺気が増した気がする。
「何故?」
男が深く息を吸った。
「俺の義姉さんだからだ」
男が臨戦態勢を敷く。
「ふむ、私には関係無いな」
敢えて挑発をしてみた。
「あっそ。じゃあお前の食事、邪魔させてもらうぞ」
男の姿が一瞬で消え去った。
「おいコラ犯罪者」
私が今まで見た事もない、恐ろしい顔をした義弟がいた。
「私は人ですら無いのだが?」
私が今まで見た事もない、綺麗な顔をした男が言った。
……訂正、あの人の方が恐ろしいほど綺麗な顔をしている。
「じゃあ何をしようとしてたんだよ」
義弟の目が、より一層鋭くなる。
「食事だが?」
綺麗な顔をした男が、不思議そうな顔をして返答をする。
「そーかい。食事を邪魔して悪いがこの人は駄目だ」
そう返す義弟を見て、ふと、この人は誰だろうかと頭をよぎった。
「何故?」
まるで挑発をする様に、綺麗な顔をした男がそう返す。
「俺の義姉さんだからだ」
義弟が態勢をかえた。
「ふむ、私には関係無いな」
ゾクリと、粗相をしてしまいそうな程の悪寒が走った。
「あっそ。じゃあお前の食事、邪魔させてもらうぞ」
この時初めて、義弟を恐ろしいと思った。




