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閑話、それぞれの戦後



「……生かされちゃったね」


「……うん」


「……あいつらしい……のかな?」


「……うん」


「……どうする?この国から抜ける?」


「……いや、抜けない。ルーファスに生かされたから。だから、……この国は裏切れない」


「……でも、この国の奴らが裏切ったら?」


「……その時はこの国の奴らを皆殺しにしてやる」


「……できるかな?」


「……わからないよ。……でも、あの男にやられっぱなしは我慢出来ない」


「……そうだね。……あいつの仇だしね」


「……まずは奴らから信頼を取り戻さないとね」


「……何で?」


「使えるってわかれば、捨てられないでしょ」


「そっかー……」


「……それに」


「……ん?」


「……みんなと安心して暮らせる場所、早く作らないとね」


「……ん、そうだね」


「……やる事……また増えたね」


「……暇よりかは良いよ」


「……あいつ、強かったね」


「……正面からやり合うのは厳しいな。作戦考えないと」


「でも……出来れば正面からぶっ潰したいなぁ」


「……フフッ、同じ事考えてた」
















「おめでとう、新しい化け物よ」


「うるせぇよ馬鹿野郎。俺は人間だっつうの」


「……お前こそ俺に向かって馬鹿野郎はないだろう」


「何だ?別に良いじゃねぇかよ。周りに誰もいねぇんだから」


「……一応この国で一番偉いんだが?」


「あっそ、はいはいすごいすごい。これで良いか?」


「良いと思っているのか?」


「思ってるぞ」


「不敬罪だ」


「今更敬って欲しいのか?」


「……急に殊勝になられても気持ちが悪いな」


「じゃあ良いじゃねぇかよ」


「……お前、覚えとけよ」


「おっ、なんだやるのか?」


「滅茶苦茶面倒臭い任務をお前に割り振ってやる」


「俺はこの国の騎士じゃねーからお前の命令に従う義理はねぇだろうが」


「この国の住民である以上、私の指示に従う義務があるのだが?」


「……何で?」


「私がこの国の王だからだ」


「……そんな法律あったっけ?」


「あるわど阿呆」


「……えー、……やだ」


「そもそもが、お前は既に騎士爵位についているが?」


「……は?」


「確かお前が専属冒険者になった時だと記憶しているが?」


「そーいやそんな事もあった様な……」


「アレックスからも好きに使って良いと言われている」


「……誰それ?」


「……お前は本当に馬鹿なのか?アレックス=ウォルグリーン侯爵。お前の雇用主だろうが」


「……知らんかった」


「アホだな。とにかくだ、アレックスからも何かあれば好きに使って良いと言われている。……その分奴に貸しが増えるのは気に食わんがな」


「……なんか面倒事が増えていく」


「明日の昼、Sランク冒険者の叙任式をやるからな。そして明日の夕方には民衆へのお披露目も兼ねて祭りをやるからそのつもりでいろ」


「ちょっと待った。お披露目って?」


「そのままの意味だ。お前のお披露目だな」


「何それ絶対面倒臭い奴だ絶対嫌だ」


「嫌ならば逃げ出せ。迷惑被るのはアレックスの奴だがな」


「……ひでぇ、はめられた」


「諦めろ。そうやって人は大きくなっていくんだ」


「なんかそれっぽい事言って収めてんじゃねぇ!」


「あぁそうか。お前は人じゃ無かったな。青鬼よ」


「だー!もーたやだー!」


「後、此処は禁煙だ」


「……」


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