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両親からの贈り物

前話にてとてつもないミスをしでかしたことを深くお詫び致します。

やはり、確認画面で確認することは大切ですよね。投稿エラーで書いた文章3,4回吹っ飛んだからって焦っちゃ駄目ですよね。


名前 :


レベル:1


種族 :妖狐


性別 :女


職業 :


体力 :29


力  :22


俊敏 :35


気  :10


霊力 :21


妖力 :15


スキル:CC,経験値共有、多言語


称号 :来訪者


 カードに次々と文字が浮かんでいく。これは私の今現在のステータス? 名前は無記名になっているけれど、どういうことなのか?


「名前に関しては、生まれた時と自分の姿形がまるで変わってしまう、生まれ変わり、転生したようなものだから以前の自分とは決別して名前を変えたいという者もおるからのう。

 なので、名前の項目を指で触って自分のこれからの名前をカードに念じるがよい。するとその名前になる。が、名前を変えられるのは当たり前じゃが最初の登録時のみじゃ。なので今まで通りの名前を名乗るのか、それとも新しい名前でこれからを歩むのかよく考えるがよい。」


 私は死んでこの世界へと生まれ変わった。もう両親に会えることはないかもしれない。両親から初めてもらった大事な物、名前。もう転生してしまって両親とは関係がない。でも、私はあの人達の娘でいたい。だから私の名前は『桜井 真智子』。


「名前はソレでいいかの?」


「はい。両親からもらった大切な名前です。」


「その名前をこれからも大切にするがよかろう。さて、引き続きそのギルドカードの説明をするとしようかの。」


 リースさんの説明を聞いているとやはりゲームっぽい。もちろんゲームではない。とリースさんに釘をさされた。あくまでもこの数値は目安であって絶対ではないらしい。己のステータスを過信しすぎて命を落としてしまう冒険者も多いらしい。なんでも根性補正いうものはとてつもない力を持っているらしくてというのは冗談だが、実際気の持ちよう次第らしい。


 レベルは強さの一番わかり易い目安らしくて、モンスターなどを一定数倒すと上がって各ステータスが上がるらしい。もちろん個人差、種族差がありレベルの上がりづらい人や上がりやすかったのに突然上がりやすくなったり、そのまた逆もいたりするらしい。しかもレベルが上がりづらいのにステータスの伸びもよくないという人も稀にいるらしい。自分がそうでないことを信じよう。うん。


 種族はそのまま人種(?)のこと。人間や妖精、獣人、エルフやドワーフといったファンタジーの定番的な種族がいるらしいが、やっぱり人間が一番多いらしい。私の種族は妖狐。結構レアらしい。あまり居ないとのこと。獣人ではないというのがポイントらしい。どうやら獣人の狐とはステータスが違うとのこと。なんだかややこしい。リースさんの知っている妖狐は一人しかいないらしい。


 職業は冒険者としての職業の事で前衛の戦士や剣士、アーチャーにヒーラーなどがある。それからこの世界では魔法のことを術式というらしくて、魔法使いではなく術式使いというらしい。後はキワモノ扱いされる職業もあるらしい。職業は名乗ったもの勝ちなのでいつでも好きに書き換えられるらしいが、やっぱりその冒険者として仕事を請け負う際にその職業が影響してくるので普通は虚偽をせず、前衛職なら前衛職。後衛職なら後衛職らしいことを書くのが普通のようだ。ちなみにこの世界で魔法使いのことは術式使いといい、魔法=術式らしい。


 剣士としての技能しかもたないのに術式使いや、魔剣を持っておらず術式も使えないのに魔剣士と名乗ったりするのも自由だが、誰かとパーティを組んだ際に何か問題があっても自己責任ということらしい。まぁ、私はそんなことするつもりはないけれど。自分のなりたい願望を書くのではなく出来る事を書きましょう。


 体力、力、俊敏は文字通り体力に筋力、俊敏は俊敏さに器用さの加わったものらしい。気、霊力、妖力に関しては水原さんがくるらしいので水原さんに聞けとのこと。いつの間に水原さんと連絡をとったか知らないけれど、すぐに来てくれるらしい。とりあえずレベルを上げなくても訓練しだいではきちんと伸びるという説明は聞いた。


 それからよくわからない理論として筋トレ等をする分には腕が太くなったり見た目が変化するらしいが、レベルがあがることによって力が増える分には全く体型は変わらないらしい。不思議だ。レベルを上げて力の数値を増やした場合基礎代謝は上がるのだろうか? それによってダイエットの方法が大きく変わってくる気がする。


 スキルについては常に発動しているものとそうでないものにわけられるらしい。私の今もっている3つのスキルのうち2つは常に発動しているタイプ。1つは天使につけてもらったチートだけど残りの2つはおまけだろうか。


 称号は迷惑なことにギルドカードが勝手に周りの評判を判断し勝手につけるらしい。全く迷惑な機能である。ギルドの誇る無駄機能とよく言われているらしい。まぁ、所持している称号からどの称号をカードに表示するのか自分で選べるようにはなっているようだ。依頼を受ける際に特定の称号を持っている方のみ、または優遇するといったこともあるので全くの無駄機能ではない。とリースさんが断言していたけれど、実際の所どうなのだろう? ちなみに自分は来訪者と妖狐という称号を持っていたので、称号は妖狐に変更しておいた。


来訪者

異世界から訪れた者。異なる世界から来た者。


妖狐

狐の妖怪。幻術などが得意。希少。


 このギルドカードは他人に見られたくない項目は本人が触れば殆ど非表示に出来るらしい。種族による差別や隠さなければ不利になるペナルティスキルを持っていることを知られたくない場合によく使われるらしい。後は実力を隠しておくためだとか。自分の手の内を見せる見せないは自己判断らしい。持っている技能まで表示されるのだから履歴書っぽい。過去の受けて成功した依頼と失敗した依頼の数まで表示されるのだから。ちなみに過去の依頼履歴に関してはギルド側には隠せないらしい。まぁ、当然のことか。あとは許可を出さない限り本人しかギルドカードを使うことが出来ないようになっているらしい。


 ところでまだそのギルドに関して説明されていないけれどそのギルドに関しても水原さんに聞けということなのか、それとも今聞くべきなのか。いいやあとで聞こう。それよりも先に天使から頂いたスキル、CCを試してみよう。


「リースさん、スキルを試してみてもいいですか?」


「ふむ。珍しいのう、最初からスキルを持っているとは。危険のないスキルなら試しても構わん。しかし最初から成功するとは限らん。失敗しても落ち込まないように。」


「わかりました。」


 天使からもらったスキル。自分が望んで手に入れたスキル。これがもし自分が思い浮かべた通りのスキルなら、私のこれから選べる道が広がる。そう期待を胸に私は唱える。


「キャラクター・チェンジ」











嘘予告











「はろはろー!みんなのアイドル真智子だよぉ♪」


「キャラクター…チェンジ…?」


「昼はみんなにアイドル夜は血に飢えた冒険者!」


「魔法のじゅもんがとけた時、真智子は…」


「次回、キャラクターチェンジ

  後悔と黒歴史。いっそ殺して。」


「チャンネルは、こ・の・ま・ま。」

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