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赦しの魔女  作者: alex
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序章

初投稿です。よろしくお願いします。

 この世界における唯一の大陸、その8割を占めるまでに成長した帝国の建国1500年を祝う式典にて、時の皇帝アウレリウスは告げた。


「我が国の繁栄は魔女の殲滅を以て叶えられた。

人々の平穏を脅かす邪悪の化身。人を呪い、人を喰らい、人に仇なす存在。

悪の化身たる魔女は、我が帝国が滅ぼした!

ここに魔女の絶滅を宣言し、帝国の恒久の安寧は約束されたのだ!」


 帝国による魔女狩りはここで終焉を迎え、世界は平和への道を歩み出すかのように思えた。


――そうであればいい。いや、そうあってもらわなくてはならない。

 でなければ、死んでいった同胞に会わせる顔がない――


 式典会場の隅で、人目をはばかるようにローブで顔を隠した女は、祈るような気持ちで皇帝アウレリウスを見つめていた。

 そのアメジストの双眸に、光る雫を湛えて……

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