表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋、想い。  作者: DreamNeon
5/30

卒業アルバム

明日はついに卒業式。

そんな卒業生に渡されたのは卒業アルバム。


入学式から宿泊学習。

体育祭、文化祭。

そして普段の生活が写った写真。


一番後ろのページには真っ白な空間があった。


皆からのメッセージを入れる空間だ。


皆で廻して、廻して。

書いて、描いてって。


『卒業おめでとう』『たまには連絡とろう』


色とりどりのペンで埋められるページ。



そして




書いてって言った君。

だからこっちもお願いって言って渡した。




この真っ白い空間に想いをうち明けてもいいかな?


『ずっと前から、好きでした』


そう書きたい。


ずっと、ずっと。

君が好きだった。

でも最後まで想いを伝えることはなかった。


だから書きたい。

どうせ口では言えないから。



…けど、結局書けなかった。

君はまだ、他の人にもアルバムを渡して書いてもらうよね?

それじゃ、みんなに見られてしまう。

それはちょっと恥ずかしい。


それに、この想いは全部、

卒業が近づくに連れ諦めていったんだ。


違う道へ行く。

違う道を行く。



『お互いこれからも頑張ろう』


そう書いた。

その言葉は、他のみんなともあまり変わらない。


だけど、君には

強く想いを込めて。




そして君からの言葉は


『今までありがとう。また逢おう!』


道は違うけれど

交わった道で君と逢えることを信じて。


思い出をここに閉じこめて

新たな風と共に

新たな道を突き進む。





また、逢おう。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ