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恋、想い。  作者: DreamNeon
16/30

“スキ”

何度好きだって言ったって、

君はそっか、としか言わない。


君は返事をくれない。

ただ微笑むだけ。


僕のこと、どう思ってる?


それは聞けない。

怖いんだ。

情けないよな。


君のココロ覗けたらいいのに、なんて

出来るわけないのに。


いや、それが出来たって意味がない。

君の言葉で聞きたいから。


君が聞いてきたんだ。

“スキ”って何って。

良く分からないんだって。


あぁそうか。何度言ったって

その意味が何を表すかを知らなきゃ

伝わらないんだ。


だから言ったんだ。

君の頬に手を当てて

僕の瞳に君をを映して。


愛おしいって。

君の全てが愛おしいって。

愛しているんだって。


そう言えば、君は、

じゃあ何度もそう思ってるって事なのって聞いてきた。


何度も、いつまでもそう思うって答えた。


君は綺麗な顔で涙を流して

笑うんだ。僕の好きな顔で。




なら、私もそうみたい。

“スキ”だよ。





そう言った君を

もっと好きになったんだ。

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