第四話「今度こそ、友達つくっちまうぜ」
適当、まだ続いてる。
信じられますか?三日坊主、三話切り、三度目の正直。二度あることが三度あっても四度目はないはず。
と言うわけで四話目です。
「さて、どう言うことか説明する義務があるだろう?」
私は目の前にいるハゲに説明を求めます。
私は約90年間封印されていたそう。
その間にこの辺りには村ができました。大体50年くらい前に。そして、最初の村人たちにペーパーが来て言ったそうな。
「この物は私が封印した聖女であります。50年後、この物は封印から解き放たれ、不死の妙薬を探し、旅に出るでしょう。その時、不死を目指して共に旅をしたければこう名乗り出るのです。」
「そうです!アイス様!私がこの村の村長にして、あなたの旅路を支え、不死の盟友となる者。ロリコンにございます!」
「あの紙……ちぎってやりテェ……」
「なるほど、お前はロリコンの真の意味を知らないな?」
「と、言いますと?」
「良いか?ロリコンとはこの世に蔓延る全ての常識によって愛を失い非道に走る悲しき生き物のことだ」
「なんと!?ではなぜ神様はそう名乗れと先祖に伝えたのでしょう?」
「いや、お前がロリコンであることは確定だからだ。よく見てみろ今の私を」
「はぁ」
ハゲの舐め回すような視線には吐き気がしますね。
「何見てんだ変態!服ないからもってこいやってことだよ!」
私はそう言ってハゲを殴りました。しかし忘れていました。私が最強であることを。
「そ、村長ーーー!?」
「あ、やべ」
そんな、まさか邪神認定されてここを追放?いや力で負けることはないか。
「村長、そんな、頭が……ない……!?」
ダークファンタジールートに入る予感がしますね。
「聖女様がご乱心に……」
「違うわよ!教会の人が言ってたでしょ!?そもそもあの女は聖女でもなんでもないって!」
若い女にいい歳こいた男どもが、喚き散らかしますね。
「そうです。私はアイス。聖女ではない。不老不死の薬を探すのは本当ですけどね」
「あ、主人……様……?」
おや、鎖に繋がれた可愛らしい少女が登場しました。私より幼い体格ですね。
手入れがされていないのか、長くてボサっとした茶髪に潤んだ赤茶の瞳、原石ってやつでしょうか?磨けば絶世のロリになれるでしょう。
これはこれは、良い孫ができましたな。
そうです。もう私は100歳。この世界の人間など全員歳下でしょうや。
「言葉遣いも老人くさくなりましたかね?」
「も、もう、寝る前のおトイレを我慢して添い寝しなくても良いの……?」
マジかよ。ガチの変態型ロリコンやん。今は亡きあの村長。
「そうだよお嬢ちゃん。君は自由だ。私と一緒に不死にならないかい?」
「な、なります!私を自由にしてくれた聖女様について行って、その……わ、私が、村長の代わりにあなた様のロリコンになって見せます!」
「その意気やよし!あとロリコンにはなるな」
さて、ドラマとか期待して見てる人いますか?薄っぺらいこの物語で。
ですが、まあ、友達はできそうですね。
「ついてくるが良いです」
「はい!」
ちーびっこっにちゅー。変態ですね。
てきとう、もっと続くのか。