12/13
オチル Falo
ふたたび空を引き裂くやんちゃ坊主。
空の色が気にいらず、赤がいい、青がいい、とわがままを言う。
地上に生きるわたしたちは、見上げることしかできない。
あんな乱暴なことをしても、彼は不思議と責められない。
むしろ、元気があってよろしい、積極的に生きている、と誉められさえする。
耐えるわたしたちは、消極的というわけだ。
彼はそのうち、大地の色にまで不満を感じて裂きはじめるだろう。
その時、地上の生き物はどこへむかって落ちていけばよいのか?
やんちゃ坊主がかつて鼻で嗤った、わたしの仕事、詩作。
これはわたしが密かに進めている、宙を歩く練習である。
Fino




