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世界のためなら何度でも  作者: 社長
第四章、鈍色の正義
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#81 絶対的正義執行

吹き飛ばされた俺はすぐさま受け身を取るが正義の追撃がくる。


正義の剣が俺をなぎ払おうとする。


「ルシファー、融合してくれ!!」


『いいだろう。』


俺はルシファーと融合することで漆黒の鎧を纏い、なんとか攻撃を防いだ。


「また新たな悪魔を使役したのか。」


『使役ではない、協力してやってるだけだ!!!』


「怒るとこそこかよ。」


俺は大剣となった魔剣を力一杯振り下ろす。


「鈍いな。」


正義は流れるような動きで俺の背後に周り、聖剣で攻撃して来る。


『グラトニー、《ルシフェル》を使わせろ!!』


「了解だ、体貸すぜ。」


俺がルシファーに身体を貸すと漆黒の鎧から純黒の翼が生えた。


そしてルシファーは間髪入れずにルシフェルで正義の行動を奪った。


「くっ……。」


「これでも食らっておくがいい!!!」


そう言ってルシファーは大剣で思いっきり正義を叩き切った。


正義はバタッと動かなくなった。


『正義を殺さず気絶だけしてくれたのか、ありがたい。』


「違う。」


そう言ってルシファーは驚いた顔で固まる。


「俺は本当にあいつを殺すつもりで剣を振った。なのになんであいつは生きてるんだ?」


ルシファーが硬直していると正義はむくりと起き上がる。


「俺が女神から受けたスキル、《正義の魂》により正義を執行した分だけ強くなる。俺はガブリエルのためにこの100年何度も正義を執行してきた。つまり、」


最悪だ。


いずれそういう敵が出るかもしれないと思っていたがまさか親友がそれになるなんて。


アンデッドなんか比にならない何をしても死なない体を持つ、


「不死身となったんだ。」


何をされてもどんな病に侵されようと決して死ぬことのない体。


全ての生物がそれを望む体。


「不死身だと?そんなものは存在せん!!!!」


ルシファーはもう一度正義に横薙ぎを入れる。


しかし正義は吹き飛ぶだけで死にはしなかった。


「くそっ!!まだだ!!!!」


そう言ってルシファーが正義にもう一太刀入れようとすると、


「今度は俺の番だ。」



ガゴン



鈍い音と共にルシファーは吹っ飛ばされた。


「俺の名は正義、何があっても正義を執行する絶対的正義の名の下にお前らを排除する。」


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