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世界のためなら何度でも  作者: 社長
第三章、複製は劣化ではない
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#76 ベルゼブブ帰還

魔剣とは世界に10本しかない特別な異常能力が備わった剣。


元々は普通の剣のような見た目だが魔剣が気に入った人物が使うと形を変え、異常能力が再現される。


魔剣の異常能力は使用者の魔力が大きければ大きいほど力を増す。


このデュノワと言う男はその異常能力を10回同時に使うことができる魔力を持つ。


魔力とはその人物の総合戦闘力の量とも捉えることができる。


デュノワの上には魔剣が10本浮いている。


「じゃあいっくぞー。」


デュノワがそういうと10本の剣が俺を襲ってきた。


俺はロングソードで防ごうとするが、



パキン



俺の剣はポキリと折れてしまった。


「やっぱりか。」


「普通の剣が魔剣に勝てるわけないだろが!!」


レヴァティンは俺の体をズパスパと切り刻んでいく。


「そろそろ魔剣を使えよ。」


「そう言われてもな……。」


俺自身もベルゼブブはどこにあるのかわからないのだ。


俺が殺された日から100年、宝物庫にもグラトニアスにもなかった。


「どこにいんだよベルゼブブ……。」


『ここにいるぞ。』


「うおっ!?ビビった。」


隣を向くとベルゼブブが地面に突き刺さっていた。


「お前今までどこに行ってたんだよ。」


『ちょっととあるところに行っていた。」


「とあるところ?」


『地獄だ。」


「地獄か。」


地獄というのは悪人が死ぬとたどり着くところではなく、こことは別の次元にある世界のようなもので悪魔のほとんどは地獄に住んでいる。


ちなみに神や天使がいる天界も別の次元にある。


「その地獄で100年も何してたんだよ。」


『お前のために頑張ってきたんだ。一度俺様を握ってみろ。』


ベルゼブブが俺にそういうので俺はベルゼブブを手に取った。


すると周りの時間が止まったように動かなくなった。


「ここは?」


「ここは俺の固有結界の中。周りの時間が進まない夢の中とでも思っててくれ。」


そういうベルゼブブの姿は剣や蝿の姿ではなく、極悪な蝿の悪魔のようなかっこいい姿だった。


「それでこの固有結界に何の意味があるんだ?」


「あぁ。ルシファー、来てくれ。」


そういうと一体の悪魔が登場した。


金髪のナルシっぽいイケメンの男。


「こいつらは?」


「紹介しよう。こいつは俺様と同じく地獄に君臨する七人の帝王、〈七帝〉のルシファーだ。」


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