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世界のためなら何度でも  作者: 社長
第一章、全てはここから始まった
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#5 命、かけます!!

俺は崖の近くでキノコを取っているフリをしていた。




俺が食虫植物を見て編み出した戦法とはズバリ、






トラップだ!






魔物は人間以上の知能は持っていない(はず)なのでこの方法が最適だと判断した。




まず、俺は崖の近くに立つ。




そして、キノコを取っている感じをだす。




そして、魔物がこっちに近づいてきたら俺は華麗に避けて、魔物を落とす。




そして、下にはさっき作った竹槍を何本か指しているので、落ちた魔物は串刺しになってさよならバイバイと、いう作戦だ。




これがうまくいけばレベルも上がるし、食料も手に入る。




前世では貧乏で虫とかも食っていた俺だから、多分魔物も食えるだろうと信じる。




ノシッノシッ




俺のはじめての獲物は魔物のクマだった。








名、ブラッディベア




種、魔物




レベル、42




説明、血が大好物のクマ。鋭い爪を持ち、レベル20前後の人間でもティッシュを破くように引きちぎる。


ベロを引っ張ると弱るらしいが、もし掴めても、腕を噛みちぎられる。








いきなりの大物だと!?




レベル42ってふざけてんのか!?




しかも説明がこえーよ!




ああー、すげー形相でこっち見てるよー。




こらえろー、ギリギリまで近づけるんだ!




頭の中で自己暗示をかけていると、




ドスン! ドスン!




あぁーーーーーーーーーーーーーーーーー!




き、きたー!




「グルルァ!」




猛ダッシュで近づいて来たー!




やばい怖すぎる、漏れそう!




てかちょっとちびった!!




「ゴァァァァァァァ!」




「今だ!」




俺はクマをタイミングよく華麗に避ける。




クマはとっさにブレーキをかけようとするが急には止まれず、そのまま勢いよく崖から転落した。




「ゴァァァァァァ!?」




ドシュ




クマに竹槍が刺さる音がした。




下を見てみると、血を大量に流しながらピクリとも動かないブラッディベアが横たわっていた。




「……よっしゃぁぁぁ!レベル42のブラッディベア、討伐完了だぜ!」




俺は今までにない歓喜とともに崖を降りていった。



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