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世界のためなら何度でも  作者: 社長
第八章、邪神降臨
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#48 邪神アーサー

「えーっと、つまりお前が召喚したのはコックローチだけで後のゴキブリたちはコックローチから自然に発生したものってことか?」


「グスッ、さっきからそう言ってるじゃんか。」


柱に縄でくくりつけられてるアーサーは泣きながら答える。


どうやら俺の勘違いだったみたいだ。


ダンジョンを作ってランダムで召喚したのがコックローチ。


そのコックローチから自然にゴキブリが発生してしまったらしい。


ダンジョンの中のモンスターがこれだけしかいないのは、他のモンスターも召喚したいけどゴキブリがいっぱいいるから外に出て召喚することが出来ず、引きこもっていたらしい。


「お前バカだろ。」


「うるさい!」


アーサーは泣きながら俺に飛びかかる。


「まぁまぁ、とりあえずゴキブリもコックローチもいなくなったんだしいいじゃない

か。」


「それは良かったけどさ、何やってんの君?」


俺はアーサーの部屋を漁りまくっていた。


「だって俺一応ダンジョン攻略したじゃん。だからダンジョンの中のお宝は全部俺がとってもいいってことだよな。」


「それはダンジョンの中だけだぞ!!そこは俺の部屋だ!!ちょ、そこの引き出しはダメだ!!」


アーサーは必死に止めようとするが縄で縛りつけられてるので何もできない。


俺は鍵をぶっ壊して引き出しを開ける。


そこには、


「え、エロ本だと!?」


この世界にもこんな概念があったなんて。


人間だけのものもあるがエルフのエロ本まであった。


よし、かえって読むか。


俺はアーサーのエロ本を根こそぎ収納魔術でしまっていく。


そういえばダンジョンって宝物庫みたいなのがあるはずだよな。


俺はアーサーに剣先を向ける。


「宝物庫はどこだ?はけ。」


「うぅ、そこの机のボタンを押せば開くよ……。」


アーサーは半ば諦め気味にそういう。


俺が机のボタンを押すと、部屋の地面から階段が現れた。


「お、おぉぉぉ。」


正直このダンジョンごと欲しくなってきた。


俺は階段を降りていくと固そうな扉とパスワードをうつ機械があった。


一度階段を上ってアーサーにパスワードを聞きにいく。


「パスワードは?」


「0000」


「ここだけセキュリティガバガバなんだな。」


「忘れないように簡単なやつにしただけだ!!」


俺はもう一度階段を降りてパスワードをうつ。


すると扉がズズズと自動的に開く。


そこには、


「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」


目が焼けつきそうなくらいに輝く近々財宝が眠っていた。


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