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世界のためなら何度でも  作者: 社長
【【最終幕・後編1】】明けない夜に
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T-137 圧倒的な神の力

アレイスター「これが極夜くんの力か。」


アマノガワ「僕も魔術の研究頑張ってたけど・・・、コレにはかなわないな。」


攻撃を受けながら、ゼルディアはため息をついた。


ゼルディア「温い。」


ゼルディアから放たれる弓が魔力弾を打ち消していく。


ゼルディア「魔術ってのはなぁ、ただ弾飛ばすだけじゃねぇんだよ雑魚が!!」


突如ゼルディアの足元から黒煙が発生し、視界を遮る。


極夜も魔術を止め、出方をうかがう。


だが、煙はどんどん放出されついには全てを包み込む。


ゼルディア「才能さえあれば大抵のことは何でもできる!!それが魔術だクソガキ!!」


突如その煙の中から支柱が何本も射出される。


その支柱はやがて檻となり、三人を閉じ込める。


ゲッケイジュ「二人とも、上だ!!」


檻に囲まれた上空、何千本もの矢が降り注ぐ。


ゼルディア「神器ってのはなんで特殊な力を持ってるか知ってるか?」


三人は各々の力で上空からの矢の雨を防ぐ。


しかし、取りこぼした何本かがオルルの肉体を抉る。


ゼルディア「ただ、俺が魔術使うのメンドくせぇからあらかじめセットしてんだよ。」


オルル「極夜・・・・・・。」


オルルが極夜を見た。


破壊。


オルルは檻ごと、死は皆に平等(デスフォーエブリワン)が握った神器リノペルフォンにより砕け散った。


世界のあらゆる法則を無視する腕で加速した星を砕く一撃。


オルルは回避もできず、チリ紙のように消し飛んだ。


極夜「オル・・・ル・・・・・・。」


檻を破った二人はただその光景を見ているだけだった。


ゲッケイジュ「おまえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」


激昂するゲッケイジュをゼルディアはデスで受け止める。


ゼルディア「お前らには圧倒的に戦闘経験が足りてねぇ。だから雑魚なんだよ!!」


ゼルディアはゲッケイジュを何度も地面にたたきつける。


極夜「ゲッケイジュ・・・・・・。」


極夜はただ、呆然とその様子を見ることしかできなかった。


ゼルディア「さぁ、最後はお前だ。正真正銘、お前が最後の神への挑戦者だ。」


助けてくれるものは誰もいない。


極夜はこの極限の状況で、


極夜「・・・・・・ふふっ、あははははははははははは!!!!」


笑った。


ゼルディア「ついに狂っちまったか。」


否、極夜は狂ってなどいない。


まだあきらめていないのだ。


極夜「諦めが悪いのは父さん譲りなんだ。」


極夜は剣を握る。


オルルは最後に、極夜を見てウインクをしていた。


極夜「まだ、諦める気にはならないよゼルディア。」


ゼルディア「・・・・・・グチャグチャにして殺してやるクソガキ。

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