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世界のためなら何度でも  作者: 社長
【【最終幕・後編1】】明けない夜に
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T-133 ゴッドイーター

聖夜は大きく口を開けた。


そして、ゼルディアの魔力弾をおもいっきり喰らった。


聖夜「やっぱ、前世の自分とスキルは似ちまうのかもな。」


聖夜は魔力弾を飲み込む。


その瞬間、聖夜は複数色の魔力弾を生成した。


聖夜「俺の名は神成聖夜、【神を喰らう者(ゴッドイーター)】だ!!」


聖夜はゼルディアが模倣した【終焉】をさらに模倣したのだ。


神を喰らう者(ゴッドイーター)】は喰らったものを自分の中に取り込み力にするスキル。


奇しくもその力は、ゼルディアと同じであった。


違うのは発動条件と()()


神を喰らう者(ゴッドイーター)】は模倣した者よりもさらに上位のスキルへ変異するのだ。


神を喰らうのに同等の力では喰らえない、上位だからこそ食らいつけるのだ。


ベルゼブブ「うわぁなんだこれ!?俺様の体が光ってる!!」


聖夜は王神器に【終焉】を発動すると、刀身が輝き始める。


聖夜「これで条件は俺の方が優位、終わらせるぞ!!」


再び剣がぶつかり合う。


ゼルディア「くっ!!」


しかし、複合した属性は聖夜の方が多いので徐々にゼルディアにダメージが蓄積される。


ゼルディア「まだだ、全てを終わらせるのはこの俺だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


しかし、模倣できるのはあくまでスキルであり素の力、手数はゼルディアの方が圧倒的に上である。


しかし、聖夜は一人ではない。


ベルゼブブ「【魂を貪り喰らう者(ソウルイーター)】ぁぁぁぁぁ!!!」


徐々にゼルディアが押され始める。


ベルゼブブのエクストラスキルが覚醒する。


自身の魂を聖夜に譲渡し、聖夜の力がさらに増す。


剣神一体、ベルゼブブと聖夜にしかできない戦い方だ。


ベルゼブブの魂が聖夜の体に流れ、力を増す。


ベルゼブブ「踏ん張れ相棒!!お前には・・・・・・俺様がついてる!!」


聖夜「あぁ!!伝わってるぜ相棒!!」


絆の力、なんて陳腐なものではない。


人はこの力を、≪魂の繋がり≫というだろう。


どれだけ離れていても、どれだけ年月が経とうとこの繋がりは消えなかった。


ベルゼブブ「お前はなんだ、言ってみろ聖夜!!」


聖夜「もう一度言ってやる、俺の名は神成聖夜!!【神を喰らう者(ゴッドイーター)】だぁぁぁぁぁぁ!!!!」


聖夜の剣撃がさらに勢いを増す。


ゼルディアはもう防ぎきれない。


聖夜はベルゼブブとのつながりで新たな属性≪≪ソウル≫≫を発現した。


ゼルディアすら知らない、全く新たな属性。


当然、対抗する属性も知らないゼルディアは・・・。


ゼルディア「くそがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」


一刀両断。


ゼルディアは地に落ちた。


ベルゼブブ「はぁ、やるじゃねぇか聖夜。」


聖夜「お前のおかげだよ。」


二人はお互いグータッチする。


ベルゼブブ「お前・・・・・・。」


その時、ベルゼブブだけがある事実に気づいた。




第五の羽が地に落ちた。

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