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世界のためなら何度でも  作者: 社長
【【最終幕・中編】】Destiny
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T-119 終焉竜オルクジャナス

あるところに異世界からやってきた青年がいました。


青年は女神によって再び命を得てこの世界にやって来たのです。


青年は旅の途中で仲間に出会いました。


おっちょこちょいだけど頼れるスケルトン、ミルド。

真面目ぶってるけど欠陥だらけのゴーレム、ゼロ。

欲に忠実で食べてばかりの相棒の悪魔、ベルゼブブ。


同じく異世界からやって来た友人、正義と一。

二人も異世界へきて事情がありましたが友人であり、和解しました。


旅の途中で青年の前に立ちふさがった強敵、アマノガワ。

彼を倒した後、二人の間には確かな友情が芽生えました。


そして自身の恋人を生き返らせるため、青年の前に立ちふさがった男、アレイスター。

青年はアレイスターを倒すことができました。

しかし、アレイスターの使用した時間を巻き戻す時計が発動してしまい、奮闘もむなしくアレイスターと青年は過去に取り残されてしまいました。


しかし、青年はあきらめませんでした。

アレイスターを許し、自身の父と名乗る『ゼルディア』に出会います。


ゼルディアは言いました。

「世界を1000個破壊出来たら元の世界に返してやる」と。

聖夜はそれを承諾し、世界を破壊し始めました。


しかし、それはゼルディアの娯楽に過ぎなかったのです。

聖夜は騙されたまま、999個の世界を破壊しました。


奪った命は数知れず。


やがて青年に殺された人々の怨嗟が青年を支配し、ただただ世界を破壊する化け物へ変貌しました。


それが終焉竜オルクジャナス。


かつて持っていたエクストラスキルは仲間がいなくなったことで腐敗し、新たなスキル【終焉】となりました。


全ての属性をつかさどるそのスキルを使い、破壊し、次元を超え、破壊を繰り返しました。


そしてついに1000個目の世界。


そこで青年はもう一人の自分と出会いました。


もう一人の自分はゼルディアに頼らず、あきらめずに自分で道を切り開いた自分でした。


青年にとって彼はまぶしすぎた。


自分はこんなことになってしまったのに、彼はかっこいい生き様をしている。




許せない。


自分は不幸なのに、なぜ目の前のこいつは。


青年はもう自我が壊れてしまっていたのです。


こうして終焉竜オルクジャナスは神成聖夜と戦うことになったのでした。







じゃあ俺は、なんでこんなところにいるんだろう。


俺は1000の世界を破壊するという提案を諦め、ゼルディアの支配下に置かれている。


諦めてしまった。


あぁ、


「なんで俺は、こうなっちまったんだ・・・。」

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