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世界のためなら何度でも  作者: 社長
【【最終幕・前編】】終わりの始まり
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T-110 蹂躙

先に動いたのはミルドだ。


それに合わせて全員が走り出す。


人間は古来より、強大な生物を相手にするときには仲間と連携して戦ってきたのだ。


ルドベキアのデスが極夜を物理法則を無視して投げ飛ばす。


ベルゼブブは羽を静かに羽ばたかせ、加速した。


ゼルディアの強靭な右腕が極夜めがけて振り下ろされる。


しかし、それをゲッケイジュが間に入ることで防いだ。


極夜「ゲッケイジュ!!」


月桂樹「僕に構っちゃダメ!!極夜君は前だけを見てるんだ!!」


ゲッケイジュの反射はいともたやすく破壊され、ゼルディアの前に倒れ堕ちる。


ベルゼブブ「神さんよぉ、うちの大将の見た目で好き勝手やりやがって。」


アマハラ「いい加減・・・。」


アレイスター「むかつくんですよ!!」


ベルゼブブの暗黒魔術が、アマハラのミサイルが、アレイスターが生成した無数の槍が、ゼルディアの体に叩き込まれる。


オルル「世界を好き勝手になんかさせない!!」


オルルはエクストラスキルを全開放し、3種類属性が入り混じった槍を突き刺す。


槍はゼルディアの体を貫通した、だがすぐに再生が始まった。


ゼルディア「ゴミ共がピーチクパーチクウルせぇぇぇぇぇぇんだよ!!!!!!」


ミルド「オルクジャナス!!」


ゼルディアの左腕がオルルの体を貫く。


しかし、ミルドが庇った。


ミルドの体はまるでゴミクズのように吹き飛び、壁に激突して動かなくなった。


極夜「そんな・・・、師匠!!なんで・・・・・・。」


ゼルディア「雑魚が俺に歯向かうからだ、気分がスッとしたぜ。」


ゼルディアの左腕が今度はアレイスターを吹き飛ばす。


バキバキと骨が折れる音がしたのち、地面に大穴ができる。


その中央にアレイスターがたたきつけられた。


オルル「ぱ、パパァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」


オルルの絶叫が空に響いた。


アレイスター「気を・・・・・・、避け・・・ない。」


極夜「避け・・・れない?」


ゼルディア「ちっ、もうバレたか。教皇ハイエロファント、お前はいつも察しがよかったな。」


ゼルディアはまるで物思いにふけるように空を見つめた。


月桂樹「まだ・・・、僕は動けるぞ!!」


ひん死の重体で起き上がるゲッケイジュをゼルディアは踏みつけた。


デスペラード「その足どけやがれぇぇぇぇ!!」


無数の神器と融合したデスペラードも右腕に斬り裂かれ、撃沈する。


圧倒的な暴力。


一瞬にして、反撃する隙も無く9人の内4人がひん死にされた。


極夜はただただ立ち尽くした。


極夜「なん・・・だよこれ。戦いですらない・・・・・・、なんなんだよ!!!!」


蹂躙、この状況ほどぴったりな状況はないだろう。

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