表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界のためなら何度でも  作者: 社長
【【最終幕・前編】】終わりの始まり
391/455

T-109 エクストラスキル

ゼルディアはそばに控えていた吊人ハングドを左腕に吸収し始めた。


「もういい、戯れはここまでにしてやるよ。」



Extra(エクストラ


余分な、特別な、という意味がある。


なぜエクストラスキルという特異技術を持つ生物が生まれるか。


それは、有り余る力の結晶であり強者の証でもある。


それゆえエクストラスキルは通常人間には1つしか発現しない。


アレイスターなどの特殊な人間は二つ持つ。



目の前にいる神の持つエクストラスキルは3つだ。


ゼルディアの強大な力があふれて生まれたエクストラスキルは分離して二つの意思を持つ存在となった。


一人は審判ジャッジメント、もう一人は吊人ハングド


その二つが神のもとへ還ってしまった。


ここからが本当の神との戦いである。


「ここまで強くなるのに、一体どれだけの人間を吸収したのだ。」


ゼルディアは静かに、右腕で空を切り裂いた。


その衝撃で周りに貼られていたバリアが破壊された。


斬撃は的確にミルドを切り裂く。


ミルドは思わず膝をついて倒れこんでしまった。


「師匠!!」


「私に構うな!!今は死地だぞ!!」


ミルドの叫びに極夜は冷静になる。


「バリアは解いた、全員でかかって来いよ。」


戦える人物は現在、

極夜、【夜明けはもう来ないデイブレイクノットカム】異界から生物を召喚することができる。

オルル、【終焉を喰らう者(ジ・エンドイーター)】すべてを滅ぼす終焉の力を一部だけ引き出す。

ゲッケイジュ、【混沌を喰らう者(カオスイーター)】あらゆる事象を反射する。

ミルド、【頂を喰らう者(クラウンイーター)】王がいる限り何度でも蘇る。

アレイスター、【楽園を喰らう者(パラダイスイーター)】物質をポイントに、ポイントを物質に変換する。

アマハラ、【永遠を喰らう者(エターナルイーター)】魔力を永久的に循環回復する。

デスペラード、【理を喰らう者(ルールイーター)】複数の神器と契約でき、神器と融合できる。

ルドベキア、【不平等を喰らう者(アンフェアイーター)】相手からは干渉されず、概念さえも握りつぶす腕を召喚する。

ベルゼブブ、【魂を貪り喰らう者(ソウルイーター)】相手を自分のホーム、地獄へ引きずり込む。



対する相手は、

ゼルディア

世界を喰ら者(ワールドイーター)】相手のエクストラスキルを奪う。

時刻ミノ右腕(アルカナディア)】不明。

罪滅ボシノ左腕(ゼルセリオス)】不明。


人数差でも力でも勝っているはず。


はずなのになぜか勝てるビジョンが浮かばない。


「さぁ、第二ラウンドだ。楽に死ねると思うなよ。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ