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世界のためなら何度でも  作者: 社長
第七章、破滅と暴食の魔王
376/455

T-94 4F会議室

1F エントランス 【No.11】正義(ジャスティス)&【No.19】太陽(サン)


2F 大広間 【No.5】皇帝(エンペラー)


3F キッチン 【No.13】死神(デス)


4F 会議室 ???


5F 食堂 ???


6F 客室 ???


7F 王の間 ???&【No.7】戦車(チャリオット)(ゼルディア)






4F会議室



会議室の机の上に悪魔が立っている。


見るからに分かる、強敵だと。


「お前たちの戦い、見させてもらったぞ。」


悪魔が口を開く。


形容しがたい恐怖が全員を包み込む。


「ベルゼブブ……。」


「ミルドか。」


ミルドと悪魔ベルゼブブはお互いを見つめる。


「なぜお前が戦う?お前たち悪魔は契約に忠実な種族。貴様の主は聖夜様だろう。」


「あぁ、たしかにそうだ。」


ベルゼブブは昔聖夜と契約をしている。


よってベルゼブブは聖夜を裏切ることは出来ない。


「俺様はな、不安なんだ。今のお前たちがあの方と戦って勝てるわけないと思っている。」


「師匠、今ゼルディアのことをあの方って言った。」


「……そういう事か。」


ミルドは全てを把握したらしい。


「俺様の心はゼルディア様のもの。さぁかかってくるがいい、たたきつぶしてやる。」


今は4階。


残り戦える人は師匠、アマハラ、僕。


師匠は最大戦力、下手に出すことは出来ない。


それにアマハラも僕も戦いたい相手がいる。


どうするべきか。


………………………。


待てよ?


極夜は電話を取り出す。


そして1枚の名刺を取り出し、それに記載されている電話番号に電話した。


しばらくして電話先の相手が出る。


「こちら傭兵派遣会社プリーステス。ご要件は?」


「デスペラード、力を貸してほしい。」


電話先の相手はデスペラード。


かつて極夜と拳を交えた相手だ。


「その声、神成極夜か。報酬はちゃんと用意されてるんだろうな。俺は報酬がきっちりしてねぇ相手とは取引しねえんだ。」


「飛びっきりのタバコを用意するよ。」


「……5分で行く。」


ガチャリと一方的に電話が切られる。


「あと5分待ってくれない?」


「……カップ麺でも食うか?」


ベルゼブブは人数分のカップラーメンを取り出しお湯を注ぎ出した。






5分後


部屋の窓ガラスがバリーンと割れる。


中に入ってきたのはデスペラードだ。


「こちら傭兵派遣会社プリーステス、報酬のために働かせてもらうぜ。」



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