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世界のためなら何度でも  作者: 社長
第四章、正義の使者と太陽の天使
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T-86 俺なりの正義

第一の刺客、国守正義&ガブリエル


国守正義は神成聖夜と親友であり、ガブリエルと共に聖夜を追い詰めた者である。




剣撃を反射で受け流すゲッケイジュ。


普通攻撃をそのまま反射すればその反動で相手の腕は粉々に粉砕されるはず。


しかし正義の腕は折れていない。


むしろ力を増している。


「これがゼルディアの直属の兵士の力か.....。」


「兵士ではない、忠実なる騎士だ!!」


渾身の一撃がゲッケイジュを襲う。


「ここだ!!」


ゲッケイジュはあろうことかその一撃を真上に反射した。


やがてその攻撃が天井に当たり、そして反射した。


正義の脳天をぶち抜いた。


しかし正義に傷は着いておらず、ガブリエルが受け止めていた。


攻めの正義、守りのガブリエル。


これほどまでの連携はもはや同じ人間でないとなし得ないだろう。


「2対1とか卑怯だろ!!」


極夜が思わず口に出してしまう。


「なに?」


「卑怯って言ったんだよ!!1人じゃと学生1人に負けるからって二人がかりでいじめてるのが卑怯じゃないならなんだってんだよ!!」


ありふれた挑発。


普通の人間ならそんな安っぽい挑発には乗らず鼻で笑うだけだろう。


「.....いいだろう、1人でやってやろうじゃないか!!」


しかし正義はその挑発に乗ってしまった。


正義はガブリエルを説得しガブリエルは結界の外に出ていった。


「これで戦いやすくなった、とか思ってるんじゃないだろうな!!」


正義から光のオーラが溢れ出す。


やがてそのオーラが具現化し、黄金の鎧となって正義を包み込んだ。


「俺のエクストラスキル【不滅の正義を(トゥルージャスティス)親愛なる君へ(トゥルーマイラブ)】。これは俺の正義と愛の力だ!!」


正義は黄金に輝きだした剣を握る。


「貴様の陳腐な反射、叩き潰してやる!!」


正義はゲッケイジュに向かって走り出す。


ゲッケイジュは両手を広げ反射の姿勢をとる。


しかしその思い一撃は反射をすり抜けゲッケイジュを切り裂いた。


「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


「このエクストラスキルは俺の正義を具現化させ、悪を切り裂く。悪の攻撃を全て無効にし、正義の攻撃だけを通す!!」


叫ぶゲッケイジュを気にもとめず正義は再びゲッケイジュを切り裂く。


そこから始まったのはただの暴力。


何度も何度も剣で切りつける。


ゲッケイジュは抵抗出来ぬままただただ剣で引き裂かれた。


ゲッケイジュが最後に聞こえた声はみんなの叫ぶ声。


そして若い男の声だった。



「君はここで死ぬべき人間じゃない、だろ?君は既に前世の力を引き継いでいるはずだ。俺の息子のためにももう一度立ち上がってくれ。」


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