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世界のためなら何度でも  作者: 社長
終焉の章、悪夢再び
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T-64 終焉竜オルクジャナス

終焉竜オルクジャナス。


様々な星に飛来しては星を生命が生きることが出来ないような死んだ星に変え、また別の星へと飛んでいく。


全てを破壊し、全てを終焉へと導く最強最悪の竜。






オルクジャナスが咆哮を辞める。


そして静かに極夜の方を向く。


「ぁ…………、ぁぁ。」


「オルル、まだ自我が残ってるのか!!」


「ぎぃがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


オルクジャナスの背中に生えたクリスタルが赤色に光る。


「極夜離れろ!!」


ピュン


と、音もなく無数のレーザーが極夜を襲う。


極夜は一瞬反応が遅れ、肩を貫かれた。


「ぁぁぁぁぁ!!」


終焉竜オルクジャナスのエクストラスキル、【終焉】。


それは自分の属性を意のままに操り、様々な攻撃を繰り出す。


「済まない極夜、今ヒールを。」


ミルドが闇属性のヒールをかける前に再び水晶が赤色に光る。


「回復の隙も与えてくれんか!!」


ミルドは闇属性と光属性の上位である聖属性の二種混合魔術障壁を貼る。


「さすがの終焉竜の攻撃もこの障壁は突破できまい。」


しかし、


ピュン


「ぬぅぅぅ!?」


ミルドは脚を撃ち抜かれた。


「有り得ん、闇と聖の混合障壁だぞ。」


実際闇属性は光属性に弱く、聖属性は邪属性に弱い。


しかし属性の法則として光と邪は相性がとても悪く2つ習得すること、ましてや同じ攻撃に2種類を混ぜることはできないはずだ。


しかしオルクジャナスのエクストラスキル、【終焉】はそれを可能にする。


本来相性が悪く複数混ぜることの出来ない属性さえも混ぜてしまう。


弱点としては強大すぎる力の波形が背中の水晶に色として出てしまうことだ。


「不可能を可能にする、そんな能力を持っているのかあやつは。」


ミルドは歯を食いしばる。


「っっっつぅ!!」


極夜自身が魔術を使えないためミルドに回復をしてもらう。


極夜は光派生の属性を食らうと大ダメージを負ってしまうため、即席で回復する聖属性ヒールではなくじわじわ回復する闇属性ヒールしか受け付けない。


この体質は父親からエクストラスキルと共に遺伝した。


「僕もなにか役に立たないと……。」


走り出そうとする極夜をミルドが引き止める。


「無理をするな、お前は十分役に立っている。」


「役に立ってるって……、ただ足を引っ張ってるだけじゃないですか!!」


ミルドは極夜のことを鼻で笑い終焉竜を指さす。


「なぜまだ私たちが死んでいないか分かるか?」


「師匠が守ってくれたからですか?」


「違う、 。あいつも……いやあの子も必死に抗っているんだ、極夜を傷つけまいと。」


「オルル………。」


「あの子を助けるぞ極夜、終焉竜の力の源はクリスタルだ。あのクリスタルを本体を傷つけることなく破壊出来ればもしかすると極夜が言うオルルは助かるかもしれん。」


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