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世界のためなら何度でも  作者: 社長
第四章、混沌の兆し
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T-48 アレイスターの部屋

「何やってるんだい?」


「オルルを守ってるんですよ。」


極夜はオルクジャナスの家の門で居座っていた。


「娘のためにもそれはありがたいんだけどね、娘がストーカーと勘違いして怖がってるんだ。」


「じゃあ撤回しといてください、それストーカーじゃなくて極夜ですって。」


「今の君の方がよっぽどストーカーだけどね。」


アレイスターは頭を抱える。


「まぁそんなところにずっといるのもなんだし家に上がるかい?美味しいおやつあるよ。」


「ぜひお願いします。」











「いや〜すまないね。娘がすっぴんで極夜くんと顔合わせたくないっていってちゃって。私の部屋でもいいかな?」


「全然いいですよ。」


極夜はアレイスターの部屋に入る。


アレイスターの部屋には本がたくさん詰まった書籍のようだ。


どの本もいろいろな言語で書かれている。


「なんですかこの本?」


「それは古代ルーン文字で書かれた魔術書だね。」


「これは?」


「それは私の知人のヴァン=クロムウェルの母国語、日本語で書かれた料理本だね。」


「す、すごい。」


初めて見る文字、本。


ここは極夜にとって宝物庫のようなところだった。


「好きな本があるなら何冊か貸してあげるよ。」


「いいんですか?」


「いいよ、この翻訳の魔術が刻印されたメガネも貸してあげるよ。()()()本の言語なら全て翻訳できるよ。」


「ありがとうございます!!あ、これとか面白そう。これもこれも……ん、今()()()って?」


「あぁ、地下にもう一つ書斎があるんだよ。」


「地下にですか?」


「あぁ、地下には絶対に世に出してはいけない本が大量に保管されてるんだ。」


「世に出してはいけない本…………、ちょっと見てみたいです。」


「あぁいいよ。ただし、生半可な覚悟ではその本達を前に立ってすらいられないよ。」


「……お願いします。」


「いいだろう、地下に行こう。」


アレイスターが地下へのハッチを開ける。


地下に行く梯子を降りるとなんとも言えない重苦しい空気が漂う。


「この扉の先だ、もう一度聞くけど本当に覚悟はできてるんだね?」


「当たり前です、僕はあの父の息子ですよ?」


「…………その眼、聖夜くんにそっくりだ。開けるよ。」


アレイスターが扉を開けるとそこには…………、






大量のエロ本が陳列されていた。


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