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世界のためなら何度でも  作者: 社長
第五章、体育祭
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T-21 【夜明けはもう来ない】

「今父さんは関係ないだろ。」


「な、なんだこの羽。」


翼はどんどん大きくなる。


「これが僕のエクストラスキル、【夜明けはもう来ないデイブレイクノットカム】。」


そして翼からは禍々しく、悍ましい悪魔が出現した。


「あ、悪魔!?それに見たことのない形だ……。」


『くぁ〜、やっと出られたぜ。』


悪魔はポリポリと頭をかく。


『お、なんだここ?』


僕は悪魔の前に立つ。


「お前に命令する、この二体の人間を場外に吹き飛ばせ。」


『あ?誰に向かって命令してんだ!!!』


「やれ。」


極夜の冷たい声に何かを感じ取った悪魔は冷や汗をかく。


『な、なんだよお前。その気持ち悪い瘴気は。』


「やれって言ってるのが聞こえないのか。」


次の瞬間光とタカノブは場外に吹き飛ばされた。


『こ、これでいいだろ。』


「あぁ、戻っていいぞ。」


極夜がそういうと悪魔は逃げるように帰っていった。






そうこれも【夜明けはもう来ないデイブレイクノットカム】の力。


喜びを感じれば【上位天使アークエンジェル】が、幸せを感じれば【最高位天使エンジェルキング】が、悲しみを感じれば【上位精霊アークフェアリー】が、怒りを感じれば【上位悪魔アークデーモン】が、恐怖を感じれば【最高位悪魔デーモンキング】が翼から出現する。



極夜が感じたのは誇り高き父を侮辱された怒り。


結果、地獄でも有数の上位悪魔である【後悔の悪魔】ゼグロスと呼ばれる悪魔が召喚された。


この悪魔、並の人間ではまず惨殺されるだろう。


止めれるとすればSランク以上の生物。


一国の英雄レベルでないと太刀打ちできない。






『な、なんと言うことだ!!会場にアークデーモンが出現したと思ったらいきなりAクラスの二人を吹き飛ばしたぞ!!!そしてこのバトルロワイヤルを制したのは、大番狂わせのCクラスの神成極夜だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!』


会場が湧き上がる。


今までにない歓声、あぁ、気持ちいい。


「やったな極夜。」


「あぁ、ドッコイがいてくれてよかったよ。」


「いやいや俺なんかなんもやってないよ。」



『そして集計がただいま完了しました。第一回サンクチュアリ魔術学園第一回全クラス対抗体育祭の優勝は、Cクラスです!!!!!』



今までにない歓声が僕らを包み込む。


本来勝つことのできないCクラスが優勝したのだ。


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