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世界のためなら何度でも  作者: 社長
第四章、数多の強者の影に居る
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T-17 エクストラスキル

「は、初めて見たぜ。」


ドッコイも驚いている。


「まずは極夜と言ったがドッコイ、君も仕留めさせてもらおう。」


5本に増えた魔剣が僕とドッコイを襲う。


「うわぁっ!!」


捌ききれずに何箇所か切り傷を受けてしまった。


「ふははは!!!このクラス最強は。いや、この学校最強はこの私だぁぁぁ!!!!!!!」


高笑いするカイザー。


強い。


しかし何故か僕には痛いだとか恐怖だとかではない別の感情が湧き出ていた。


「楽しいなぁ。」


「極夜お前頭でもいかれたか?」


不思議と笑みが溢れる。


こんなにも血が出てるのに。


こんなにも痛いのに。


楽しい。


「あ〜、こんなにも楽しいのは初めてだ。」


ボッ!!と背中から羽が生える。


純白の羽が。


「な、なんだあれ?」


脱落した生徒たちも驚いている。


そし羽からは数体の《上位天使アークエンジェル》が出現した。


「戦いはやめだ!!!!」


先生の声で3人は振り向く。


「戦いを中止しろ!!極夜、天使を引っ込めろ!!!!」


先生の言葉で僕は羽を引っ込める。


「な、極夜。お前魔術が使えないんじゃないのかよ、それに上位天使アークエンジェルを召喚したのか?」


やってしまった。


「あ、いや、これは違うんだ。」


「違うくないだろ、なんだよ今の?」


カイザーとドッコイに詰め寄られる。


隠しきれないか。


「わ、わかったよ言うよ。」


僕は二人を引き離す。


「今のは僕のエクストラスキルの影響なんだ。僕の感情が昂ると勝手に出てきちゃうんだよ。」


「え、エクストラスキル!?なんでお前がそんなもの持ってんだよ。」


「多分遺伝だと思う。」






エクストラスキルとは。


世の中の一握りの生物しか手にすることができなうと言われている極上の授かり物。


魔術とは異なり発動条件もあまりないまさにチートな能力である。


例を出してみると《魔力が無限になる》とか《悪魔を取り込んでその力を発揮する》とか《植物全てを死に絶やす》などだ。


この能力は自然に手にする天然技術と精神に過度な負荷をかけることで手に入れることのできる人工技術があり、どちらも力は同じようなものだ。


そして一つルールのようなものがあり、エクストラスキルは一人一つまでとされる。(例外あり)


そしてこのエクストラスキルは遺伝する。


性質は異なるもののエクストラスキルを持った生物のの子孫はエクストラスキルを授かりやすい。


極夜は聖夜からエクストラスキルが遺伝した。





「馬鹿者が、あんな狭いところでアークエンジェルを召喚だと?しかも複数体も。」


「す、すいません。」


「全く、本番の会場なら大丈夫だがここがどこかわかってるのか?」


「教室です。」


そう、僕たちは教室で戦っていた。


英雄歴史学の教室で。


「まずは掃除!!そのあと全員反省文10枚の提出だ!!!」


「「「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」」」」」


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