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世界のためなら何度でも  作者: 社長
第三章、蠢く(うごめく)
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T-9 王国武器庫

僕はICカードを使って地下室にやってくる。


「黄色の部屋ってここかな。」


僕は渡された鍵を使って扉を開ける。



ガチャリ。



扉を開けると眩い光が差し込んだ。


「な、なんだこれ!?」


ずらりと並んだ武器。


壁にかけられた防具。


それら全てが電灯の光を反射してかがやいている。


『す、すごい。』


アマハラも驚いている。


『武器の種類がすごいね。ほらこれ、今の時代には珍しいソードブレイカーじゃないか。』


アマハラはアームを使って武器をマジマジと見ている。


「お、誰だ?この俺様の武器庫に入ってきたのは。」


僕とアマハラしかいないと思った武器庫で第三者の声が聞こえる。


「だ、誰?」


僕は恐る恐るその声の方を除く。


するとそこにはいかにも【悪魔】な風貌の男が立っていた。


「俺様はこの武器庫の主人あるじ、ベルゼブブだ。」


『べ、ベルゼブブ!?』


アマハラは驚いたようにその悪魔のそばに飛んでいく。


「ん?その声は天之川か!?」


二人は知り合いだったらしくお互い抱き合った。


悪魔とロボットが抱き合ってる絵面ってなんか面白い。


「てか天之川、あの坊主は誰なんだ?」


『あの子は極夜、聖夜の息子だよ。』


「息子!?このヒョロッとしたやつが!?」


悪魔は僕の頭をベチベチと叩いてくる。


「悪魔さんは父さんと知り合いだったんですか?」


「知り合い?そんな生半可な間柄じゃねぇよ、俺様は聖夜の剣だ。」


「剣?あなたが?」


「俺様がっていうより魔剣の性質上俺様が憑依してそれで戦ってたみたいなもんだな。詳しく知りたい奴は【世界のためなら何度でも】無印とDestinyを読んでくれよな。」


「急にメタ発言しないでくださいよ。」


「まあ見てない人のために今から実践してやろう、みてろよ。」


そういうと悪魔はそばにあった剣を手に取るとするすると剣の中に入っていった。


「すごい!!」


「こいつが正真正銘お前の父親が使ってた武器、《魔剣ベルゼブブ》だ。レプリカなんかじゃねぇぞ。」


たしかに言われてみればこの剣だけ周りの剣とオーラが違う。


『そうだ極夜、ベルゼブブに自分に合う武器教えてもらったら?』


「そうだね、ベルゼブブさん僕に合う武器ってこの武器庫の中にありますか?」


「任せとけ、一番合う奴を選んでやる。」


ベルゼブブさんは武器からでてきて僕の体をベタベタと触る。


「ふーん、筋肉は案外ついてるじゃねぇか。しっかし魔力が無さすぎるから魔道具は使えそうにないな、それに魔金属の武器とも相性が悪そうだ。それと足の筋肉がやや微妙だ。となるとやっぱり剣が一番かな。」


ベルゼブブさんは武器庫の奥にいって何本か剣を取ってきた。



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