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世界のためなら何度でも  作者: 社長
第二章、入学・魔術学園サンクチュアリ
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T-7 魔力測定

奥の部屋は屋外につながっており、的や水晶などが置かれている。


「では君たちを一班として今からクラス分けを行う。クラス分けは完全に実力で決まるので悪しからず。必要な技能である魔力測定、技能測定、そして最終的にランクを測定しクラスを決める。まず全員そこの水晶の前に腰掛けてくれたまえ。」


僕たちは水晶の前の椅子に座る。


「まずは魔力測定。この水晶の魔道具は触れた相手の魔力、そして魔力の属性を測定するものだ。それでは左から順に水晶に触れてくれ。」


左からってことは僕が最後だな。


こういうのって苦手なんだよな〜。


「む、君はなかなかの量を持っているようだな。しかも珍しい『迅』の属性だな。」


「あざっす!!」


属性というのはこの世の理のようなもので全ての物質に属性がある。


まず基本となる純四属性(ハイエレメント)みずつちかぜの四つであり、火→水→土→風→火の順に強い。


そしてその派生である第一派生属性(アインエレメント)ほのおこおりどくかみなりの4つで、雷→毒→氷→炎→雷と純四属性の逆回りに強い。


それと同じくカイシンジン第二派生属性(ツヴァイエレメント)インえんクウ第三派生属性(ドライエレメント)と派生していく。


次に純四属性とは違う異端四属性の光と闇の属性。


光は全ての属性に強いが火力が出ず、闇は全ての属性に相性が悪いが火力が段違いだ。


これにも派生属性があり第一派生属性(アインエレメント)せいじゃ第二派生属性(ツヴァイエレメント)しゅうめい第三派生属性(ドライエレメント)しんエンがある。


16歳という若さで第二派生属性を発現させれるのはごくわずかの逸材だ。


「次…………、モニターでできるのか?」


「は、はい!!」


モニターの子の側面からアームのようなものが出てきて水晶に触れる。


すると水晶は薄い紫色に変化した。


「ふむ、毒属性だな。では次。」


「はい。」


この子は最初に組んだ人だな。


綺麗な手が水晶に触れる。


すると、


バキバキバキバキ!!!!!


「え?」


「は?」


水晶はまるでこの世の終わりのような色に染まり、音を立てて崩れていった。


「…………次。」


先生も混乱してる。


そしてようやく俺のターンが回ってきた。


まぁ僕王族だし?


結構鍛えてたし?


英雄の息子だし?


この中の誰よりも上だろう。



ポッ



水晶にはマッチ程度の光しかつかなかった。


「……神成極夜、魔力量3。」


僕の学校生活は終わりを迎えそうだ。


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