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世界のためなら何度でも  作者: 社長
第二章、入学・魔術学園サンクチュアリ
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T-5 入学

「極夜、ハンカチ持った?カバンは?教科書入ってるわよね。」


「ちゃんと入ってるって、僕もう15歳なんだから。」


「そう?心配だわ、あんたのお父さんはいつもおっちょこちょいだったから心配で心配で。」


母さんには父さんが生きているということを伝えていない。


母さんが知ったらおそらくぶっ倒れるか地獄の果てまで探しに行くかのどっちかだろうから。


「じゃあ行ってきます。」


城の玄関を開けて学校に向かう。


ここから意外と近いのとタクシー爺さんに無理してほしくないから徒歩での登校だ。


『しかしこの国に学校なんかあったんですね。』


「最近できたんだ、といっても四年前くらいだけど。」


周りを見ても学校指定の制服を着ている人でいっぱいだ。


『今日は始業式とクラス分けですか。』


「そう、この学校は王族とか貴族とかの家柄や裕福さでの差別をなくして完全な実力主義なんだ。だから今日の魔力測定とかの強さで『ランク』が分かれてそのランクでクラスが分かれるんだ。」


『ランク?』


「そう、ランクってのは人類に敵対すればこれくらいの脅威がありますよってのをアルファベットで分けたもので具体的に言うと

D、凶暴な動物や農作物を荒らす動物などが該当。

  基本人間には割り当てられない。


C、人類に敵対した場合殺人レベルの生物が該当。

  敵対している場合は野放しにはできない。


B、人類に敵対した場合大量の殺人を犯すレベルの生物が該当。

  敵対していれば騎士団や軍を用いての鎮圧が求められる。


A、人類に敵対した場合街レベルの規模を脅かす生物が該当。

  敵対していれば早急な殺処分が求められる。


S、人類に敵対した場合一歩間違えれば国が壊滅するレベルの生物が該当。

 敵対していればなんとしてでも殺処分しなければならない。


X、人類に敵対した場合いとも容易く数多くの国を壊滅させることのできる生物が該当。

  敵対していれば一般の国には対処不可能であり、神に祈るしかできない。


Z、特殊なクラス

  もはやどのような手段を使っても絶対に止めることはできず、敵対した場合全生物が死滅させることのできる生物が該当。

  現在このクラスに該当する生物は【漆黒の竜】以外存在しない。


って感じで分けられているんだ。」


『このZクラスの【漆黒の竜】って。』


「多分アマハラが言ってる終焉竜であってると思うよ、目撃されたのが300年前で今まで顔を出してないって言う伝説上のような生物だし。」


『極夜はあの聖夜の子孫なんだしAランクくらい行くよね。』


「え、う、うん……。」


僕たちは学校の門を潜った。


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