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世界のためなら何度でも  作者: 社長
終焉の章、絶望の権化・【終焉竜】オルクジャナス
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D-72 絶望の足音

幾度となく星を殺してきた最強最悪の竜 VS 3人の人間。


これだけを聞けばどちらが勝ってどちらかが負けるのは一瞬で理解できるだろう。


今までの敵とはわけが違う規格スケール


RPGで例えるならチュートリアルが終わった瞬間裏ボスと戦わせられるようなものだ。


常人ならすでに諦めて武器を置いているだろう。


しかしこの人間たちは争う。


自分たちの望みを叶えるため、未来に戻るために武器を握り続けるのだ。


「天之川、時止めであいつの時間止まる?」


「一応止まるけど致命打は食らわせられなさそう。」


「アレイスター、30秒後あいつ次何してくる?」


「……私たち全員消しとばされて死にました。」


アレイスターがそう報告していると終焉竜の体から生えた水晶の色が紫から赤色に変化する。


そして水晶の先端から赤色のレーザーのようなものが放たれた。


「うぇぇぇ!?」


3人は必死に避ける。


「なんとかしてよアレえもん!!」


「この攻撃は防御貫通なので防壁も意味ないです、だから逃げるしかできません!!」


「クソッタレ!!」


アレイスターの未来視を使いなんとかレーザーを回避する。


レーザーが消えると終焉竜の水晶は再び紫色に戻った。


「くそっ、まず接近すること自体が難しいな。」


「近づくだけなら僕に任せて!!」


パッと瞬きをした瞬間3人は終焉竜の目の前まで移動していた。


天之川の時間停止の影響だろう。


「っしゃぁいくぜ!!」


3人はそれぞれ神器を構える。


天之川はガトリングを、アレイスターはドリルを、聖夜はチェーンソーをそれぞれ最大出力で食らわせる。


「グルぅ!!」


「き、効いてるぞ!!」


思いもよらない一撃に身じろぐ終焉竜。


すると終焉竜の水晶が紫から今度は青色に変化した。


「!?二人とも引いて!!」


アレイスターの声で二人はバッと後ろに下がる。


すると終焉竜を中心にさっきまで3人がいた場所まで半球の状の電気が放たれた。


あの中にいればおそらく3人の体力でも即死級のダメージを喰らっていただろう。


「雷属性まで使えるのかよ!!」


「さっきのレーザーは炎属性でしたしね、他にもまだ何かあるのかも。」


終焉竜は目の前の害虫を潰せずイライラしている。


読者の皆様もよくあるだろう。


部屋の中でゴキブリが出現し、なかなか叩けずイライラしたことを。


ならば次の手はどうする?


殺虫剤(広範囲で殺せる武器」を手にするだろう。


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