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世界のためなら何度でも  作者: 社長
第九章、終わりの始まり
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D-71 最終決戦

空が割れた。


正確には空にヒビが入ったように見える。


するとその裂け目から一粒の光が遠く離れた地面に向かって落ちてきた。


「何だあれ?」


聖夜は光をじっと見つめる。


「……!?聖夜みちゃだめだ!!!!」


天之川がさっと星矢の目を覆う。


アレイスターはすでに目を閉じている。


すると次の瞬間、耳をつんざくような轟音と目を閉じていても見える強い光、そして体を震わす衝撃が襲った。


「な、何だよこれ!!」


光が収まり、聖夜達は目を開ける。


すると先ほどまで天界にいたはずの聖夜達はいつのまにか地上に立っていた。


おそらく先程の衝撃で天界が吹き飛んだのだろう。


「て、天界が吹き飛ぶってどんな威力だよ。」


聖夜達はあたりを見渡す。


そこは確かに地上、なのだが明らかに今まで見たことのないような光景が広がっていた。


空は赤く、遠く見える海は白く染まり地は濁っている。


この光景はあまりにも悲惨すぎる。


地獄という言葉が生ぬるく聞こえる。


そして空の裂け目から羽を広げた漆黒の竜が地に降り立つ。


「あれが終焉竜……。」


あの一回の攻撃で世界をこんな風にした元凶。


そして以前聖夜はこの竜と戦ったことがある。


結果は惨敗、聖夜は重傷を負った。


「あの時の借りを返す時がきたな。」


聖夜は神器ゴグラマグラを取り出す。


「お前ら、力貸してくれるか?」


「当たり前ですよ。」


「それにこいつ倒さなくちゃ未来に帰れないでしょ。」


アレイスターと天之川も神器を手にしている。


終焉竜は土埃をかき分け聖夜達のそばまでくる。


目は紅く、体は漆黒で黒く澄んだ水晶が体から出ている。


骨格はクシャ◯ダオラのようだ。


これが最終決戦。


こいつを倒さなければ、数多の世界を破滅に追い込んだ最強最悪の生物を倒さなければ未来に変えることはできない。


逆に言えばこいつさえ倒せば未来に帰れるということだ。


「さぁ行くぞ!!!!」




最終決戦、VS終焉竜オルクジャナス


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