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世界のためなら何度でも  作者: 社長
第五章、最後の王天使達
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D-54 絶対に負けない力

「お前が最強の王天使、ハニエル?」


「あーまぁハニエルなんだけど俺はみんなが言うように最強じゃないぞ。」


「?」


「俺の能力は『絶対に勝つ』って勘違いされてるけど正確には『絶対に負けない』ってだけだ。だから最強というより無敵が当てはまるかな。」


「へ、へぇ。」


ハニエルは再び地面に座り込む。


「神は俺にお前を殺せって命令してる。でも俺は命令に抗える天使だから聞かなくてもいいんだよね、ぶっちゃけ戦うのめんどいし。だからなんか話そうよ。」


「話すって何をだよ。」


「そりゃなんで俺がお前の固有結界内にいるかとかだよ。」


「それは知りたいな、なんでだ?」


「答えは簡単、俺はお前だからだ。」


いきなり訳のわからないことを言われ混乱する聖夜。


「俺は神の実験体として神の息子であるお前と融合されてんだよ。だから俺の能力をお前が持ってるんだ。今まで思い返してみろ、負けることはあったが死んではいないだろ?死んでなかったらリベンジのチャンスもあるし負けてない判定で通るんだ。」


思い返せば確かに聖夜は2回しか負けていない。


そのうち両方とも逃げきり死んでいない。


「まぁお前が死なないのは主人公補正がかかってるからってのもあるけどな。」


「しゅ、主人公補正?」


「おっと、今のことは忘れてくれ。」


ハニエルは体制を変えて寝そべる。


「まぁとにかくお前は何もしなくていい。するとすれば味方の戦いを見るか災害神と戦えるように鍛えておくかだな。俺はお前の中にいるってことだけ覚えててくれ。」


「なぁ、あんたは終焉竜のこと知ってるのか?」


「…………知ってるよ。」


「あんたの力が有れば俺は死なないんだろ?終焉竜が星を消しても俺だけ生きられるのか?」


ハニエルは一拍置いて答える。


「さぁな、俺の力はわからないことが多すぎる。強大な力にも対応できるが限度があるのかもしれないし回数があるのかもしれない。」


「そっか。」


聖夜もハニエルの隣に座る。


「じゃあもうちょっとしたら戦いの修行するか。終焉竜に勝てるくらい強くなれば全てオッケーだろ。」


「お前じゃ勝てない……って言おうとしてたけどお前ならなんとかなりそうな気がするな。」


「なぁ、あんたが俺に修行つけてくれよ。固有結果の中なら外の世界より時間が経つの遅いし。」


「そうだな、じゃあまずは・・・・・。」

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