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世界のためなら何度でも  作者: 社長
第一章、地獄へGo!!
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D-39 七番目の王天使

「し、死んでいる?」


「せやで、もう十数年前に。」


「ん?でもさっきお前王天使は数年で新しいのに入れ替わるって言ってなかったか?」


鋭いベルゼブブの質問。


確かにさっきミカエル自身がそう言ってたな。


「七番目は特別やねん。あの席はおそらく絶対に埋まることはない。」


その言葉にサタンも興味を示す。


「ミカエル、七番目の王天使ってのは一体なんなのだ?」


「七番目の王天使、神から【緑の勝利】を賜った天界最強の王天使で能力は()()()()()()()。死んでるって言ったけど実際のところ行方不明って方が正しいかな、だって彼は絶対に負けることはないから。」


「絶対に勝つってそれせこすぎないか?」


「そう、ゆえに最強なのよ。彼が勝ちたいと願えばその勝負事は絶対に勝ってしまう。せやからその力をもつハニエルが行方不明になることはありえないはずなんやけど……。」


俺たちが話しているとモニターがビービーと音を立てる。


「ぬ、奇石が見つかったようだ。見つけた悪魔は………ベルフェゴールか。」


「あいつか。」


ベルゼブブとサタンはプッと吹き出す。


ベルフェゴールはサタン、ベルゼブブと同じく未来で七大悪魔と呼ばれる『怠惰の悪魔』だ。


本来ここは並行世界なのでベルフェゴールが七大悪魔になったのは別の理由があるのだがどういう因果かこの世界でも七大悪魔に選ばれたらしい。


「あいつこの時はめっちゃ働いてたのにな〜。」


「別の世界ではあんなに怠けてんのに。」




ものの数分で奇石が聖夜の手元に届く。


「これが奇石……。」


その石はキラキラと七色に輝いている。


「早速これで天之川が生き返るぞ!!」


「あ、待て。ここで復活の儀をするなよ?」


聖夜は無我夢中に復活させようとするがサタンがそれを阻止する。


「復活の儀は一回見たことあるんだがめっちゃ煙出るんだよ。ここ吾輩の部屋だから。」


「あ、ごめん。もうやっちゃったわ。」


「え?」


奇石に願いを込めると石はキラキラと輝きを増していく。


そして光が全てを飲み込むように広がっていく。




次に目を開けるとそこは真っ白な何もない空間だった。


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