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世界のためなら何度でも  作者: 社長
第六章、追憶の殺戮兵器
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D-35 ティロリロリン♪ 主人公はチートに目覚めた!!

『聖夜、お前何個独自魔術何個持ってんだ?』


「わかんね、前の時代では大気中の魔力が足りなくてできないけど構想だけ練っていたやつがゴロゴロあんだよ。」


「ご、ごぴびぴーー。」


血の檻で逃げ惑っているカイが機械っぽい声を上げる。


「てかこの時代最高だな。俺チート能力手に入れたみたいだ。」


『まぁ神王だしな。』


「ちょ、待って助けてぇぇぇぇ!!!!」


カイが人間っぽい声で叫んでいる。







「あの、すごく反省してます。」


「ほんとに?」


「いやめっちゃ反省してます!!すみませんマジで!!!!」


窮地に立たされて180度性格が変わってしまったカイが必死に頭を下げている。


「ほんとに拗ねてただけなんです。父に……博士に『Χ(カイ)』としての自分を見て欲しくて……。」


「まぁわからんでもない。」


俺とカイが話しているとディアスからの着信が入る。


『もしもし?』


「ディアスか。カイを無事保護したぞ。」


『本当?よかった〜。』


「あ、ちょっとカイがお前に言いたいことがあるって言ってるから変わるぞ。」


「え、えぇ!?」


「ほら、本音を言ってやれよ。」


「…………わかりました。」


カイは機械の指で携帯型魔導受話器ケータイを持つ。


「あ、あの。父さん……。」


『ん、どった?もしかして息子とお前を重ね合わせうんちゃらかんちゃらの話か?』


「え。」


『いやちゃんと任務受けてるのか不安で神成君に盗聴器仕掛けてたんだよ。』


「だから絶妙なタイミングで電話かけてきたのか。」


聖夜はなるほどと納得する。


『それでその話なんだけど、ぶっちゃけ勘違いなのよ。』


「か、勘違い?」


『俺の息子普通に生きてるよ。』


「えぇ!?!?!?」


『なんか海外の学校で学びたいからって俺の金持ってどっか別の国に飛んでったよ。』


「つまり……私は勝手に勘違いして暴走してだけ……?」


『そうなるな。』


カイは赤面しながらぷるぷると震えている。


「ま、まぁ勘違いでよかったじゃんか。」


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁはずかしぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!」







《新型対生物自立思考大量殲滅兵器》Χ(カイ)、再び暴走。



聖夜達は『神王の奇石』の場所を教えてもらったぞ!!



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