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世界のためなら何度でも  作者: 社長
第六章、追憶の殺戮兵器
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D-33 ベルゼブブレーダー&ベルゼブブEMP!!

『ガガっざピーーーー。』


「あ、レーダーが反応してる。」


俺はディアスにもらった対機械捕獲装置の一つ、マシンレーダーを使っている。


これの使い方はとっても簡単。


魔力を継続的に流せるものにつけるだけ。


あとは機械特有の魔力を検知してくれる。


『なぁ、なんで俺様にこのレーダーつけんだよ。自分で継続的に魔力流せババババババババババババババババ。』


「あ、レーダー反応してる。」


『なぁほんとにこれはズズズズズズズズズしてくれめっちゃ痺レレレレレレレレるんだよ。』


「面白いから外さない。」


『お前あとで覚ボボぽボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボーボ・ボーボボボボボえてろよ。』


「お、レーダーのメーターがマックスになった。近くにいるぞ。」


ガションガションという機械の軋む音が微かに聞こえてくる。


俺はベルゼブブレーダーをカイに向けて岩に隠れる。


『アバババババババババババババババババババババババババ』


「よし、これくらい近づけばレーダー外していいだろう。」


『ブハァ、あとで殺す。』


「よし、この距離なら。」


聖夜はただの魔剣になったベルゼブブにディアスからもらった装置をつけて構える。


そして、腰を落として投擲のポーズに移る。


『え?』


ベルゼブブはひどく混乱している。


それを見て見ぬ振りして聖夜はカイのところに思いっきりベルゼブブを投げつけた。


「おら飛んでけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」


『お前あとで絶対殺すからなぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!』


カツンとカイの手前の地面にベルゼブブの切先がぶつかる。


するとその衝撃で装置が発動し、機械が受信する電波を妨害する『EMP』が発動する。


「ザザっ!!」


カイは機械らしい呻き声をあげる。


俺はその隙にベルゼブブを回収し、EMPを外して地面に設置する。


『地面に付けれるなら俺様につけるな!!』


EMPは外付け魔力電池で継続的に電波を妨害する。


この電波のおかげでカイの必殺技を発動させないというのだ。


「さて、生きて回収させてもらうぞ。」


カイは頭を抑えながらぶつぶつとなにかを呟いている。


「……私に…構うな。」


「そういうわけにはいかないぜ。ディアスからのお願いだからな。」


「…………ディアス。」


カイはディアスの名前を聞くと小刻みに揺れ始める。


「またあいつなの……か。い…い加減にしてく……れ。」


カイの潜在魔力がどんどんと膨張していく。


これほんとにEMP聞いてんのか?


「お前…の、家族ごっこに付き合うつもりはない!!」


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