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世界のためなら何度でも  作者: 社長
第四章、全人類最強の女(男)
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D-20 戦いの講師

「王天使倒せたな。」


「案外楽勝だったんじゃない?」


「いやそうでもないよ、ベルゼブブがいなかったら負けてたしな。」


俺と天之川が話している横でアレイスターは思い詰めたようにぶつぶつとなにかを呟いている。


『ていうかお前たち逃げないのか?』


「なんで?」


『いやこの天国には王天使がメタトロンのほかにもう一柱いるんだ。その王天使は[サンダルフォン]、全天使の中で最も強いとされている。だから片方がやられたと聞いたらすぐにでも駆けつけられるぞ。』


「ちなみにメタトロンの強さは?」


『……確か下から2番目だった気がする。』


「逃げるか。」


「だね。」


俺はアレイスターを担いでテレポートで一度現世に戻ることにした。










ザッ


一柱の天使が地面に降り立った。


そして王天使の一柱、メタトロンの仮面を拾い上げる。


「メタトロン……。」


そう呟いた天使は大粒の涙をこぼし始めた。


「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!我がかけがえのない弟よ!!!!!!!なぜ死んでしまったのだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」


けたたましい声があたりに響き、地面が揺れる。


「許さん、許さんぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!」


雄叫びをあげる天使の名はサンダルフォン。


神より【神の王国】を授かった王天使だった。









『なるほどな。それで強くなる方法を探してるのか。』


「あぁ、何か心当たりある場所があればおしえてほしいんだ。」


『あるっちゃあるんだが…………。どれもクセが強いぞ?』


「クセが強くてもいいよ。強くなれるならな。」


「僕女の講師がいい。」


「さらっと要望入れんな。」


『俺が心当たりあるのは全員エクストラスキル持ち、【戦闘狂バトルジャンキー】【疾風迅雷】【黒き皇帝】くらいかな。女なら【疾風迅雷】か微妙なラインだが【戦闘狂】あたりがいいかな。』


「どっちがいい?」


「【戦闘狂】ってかっこいいしこっちにしようよ。」


「ですが微妙なラインって言ってましたよ。」


「細かいことは気にすんな。【戦闘狂】で決まりだな。」


『わかった、今から連絡する。』


そう言ってベルゼブブは変な板を耳に当ててしゃべりはじめた。


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