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世界のためなら何度でも  作者: 社長
第一章、300年前の世界
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D-6 明らかに小説に出てはいけない男

「…………。」


「まぁそう固くなるな。ほんのりくん、椅子を持ってきてくれたまえ。」


「自分で行ってくださいよ。今僕ポ◯モンやってるんで。」


「……。」


つぼっちは黄色い男、ほんのりに拒否られて椅子を自分で出す。


俺たちは出された椅子に腰をかけた。


「君たちのことは知っている、優夜に言われたからね。それでは説明を始めよう。ほんのりくん、ホワイトボードを。」


「自分で行け。」


「…………はい。」


社長は部屋の隅に置かれていたホワイトボードをからからと引きずってきた。


「えーっと、あれ?マ◯キーがないぞ。」


「あぁそれ多分かのさんが持っていきましたよ。」


「はぁ!?」


社長は急いで電話をかけ、電話相手を怒鳴っている。


数分待っててくれと俺たちにコーヒーを渡してきたが天之川は苦手なのか飲んでいない。


数分経つと見知らぬ少女が部屋に入ってきた。


「はいしゃちょー。」


女はペンを渡すと自分のコップにコーヒーと大量の砂糖とミルクを入れて飲み始めた。


「なぁ、結局お前は何者なんだよ。」


「さっき言っただろ?私は秘密結社ロリーコーンの社長、つぼっちだと。ちなみに隣の黄色いのは秘書のほんのり、そこであの糖分の塊を飲んでるのは副社長のかの君だ。そして先ほど君たちを先導していたのも副社長のカフェモカ君だ。もうひとりいたんだが我が社の禁止事項『社内恋愛』でシベリア送りにしたよ。」


「そうじゃなくて、なんでお前は神側の俺の母さんを知ってるんだ?」


「……………………、さぁね。」


長い間と共に空返事が返ってきた。


「さて、では君たちが今どういう状況に置かれているか教えよう。」


社長は汚い字と雑な絵をボードに描き始める。


「まず君たちのいた時代をA時代、そしてA時代の300年前の世界をB時代としよう。まず君たちがB時代に来たきっかけはアレイスター君の逆行時計。逆行時計は以前B時代に初代新王によって凍結されたんだがそれを神王の奇石で解凍したようだね。」


ホワイトボードにどんどん汚い字が増えていく。


「逆行時計は『並行世界』という概念を作らないためのタイムマシン、しかし発動前に針が少し傾いたため並行世界が生まれてしまった。ここまではわかるかね?」


「まぁそこまでなら。」


「簡潔に言う、並行世界を渡る術はある。その方法は、」


「そ、その方法は?」


口に溜まった唾をごくりと飲み込む。




「文字数の関係上次話話そう。」




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