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転生した私は聖女かもしれない  作者: 御重スミヲ
49/80

49、ダンジョン講座


 ずいぶんお久しぶりの感があるシシーことシンシアナ。

 公王陛下の外孫にして子爵令嬢である彼女は、じつは同じ学院の同じ学年に在籍している。

 もともと広いとはいえ同じ敷地内に暮らしているのだし、偶然顔を合わせることもある。

「だいぶんご無沙汰していますけど、お元気?」

「はい、おかげさまで。ごきげんようアンナ()()()様」

 ちょっとした嫌味くらい可愛いものだ。

 以前はなにかと張り合ってきたものだけど。

 学院で身分格差の洗礼を受けたのだろう。だいぶ大人しくなってしまった。

 実家が侯爵家以上のご令嬢たちは、そもそも下級貴族など眼中になく、一方で彼女の祖父の存在をけして忘れたりはしない。

 でも、すぐ上の伯爵令嬢や同等の子爵令嬢はなにがなんでもマウントを取りにくるだろうし、本来は下の立場である男爵令嬢すらも、子爵程度でなによと陰口を叩く。そういうものだ。

 それでも第二王子殿下関連は避けて、某公爵令嬢の取り巻きになっているあたりはさすが。

 私のことは家でも学院でもあきらかに避けているシシー。

 何もかも私の方が勝ってしまったから、十代の女の子の態度としては理解できなくもない。

 お爺様が若返ってますます格好良くなったことにかんしてだけは、私を認める発言をしているとかいないとか。

 個人的にはコネはコネとして最大限利用してほしいものだと思う。

 最終的には本人のポリシーの問題だから、強要することでもないけれど。

 今年度は、私が一学生として参加している授業がある。

 その名もダンジョン講座。

 まずは座学、それから実地訓練。

 場所は王都近郊の『ことはじめのダンジョン』

 資料を見る限り、マジックポケットに食料と装備をつめ込んで、汚れ除けの結界と聖剣でごり押しすれば一人でも攻略できそうなのだけど。

 一応、学院生は中級過程(二学年)に進学すると自動的に冒険者ギルドに登録され、その時点では最低のFランクなので、一人ではダンジョンに入る許可が下りないのだ。

 権力に屈しない冒険者のための互助会という建前もある。

 私も()()()()()()ズルをする気はない。

 『下調べの重要性』『装備の整え方』『パーティーを組む必要性』『連携の取り方』等、ラノベの隠れファンとしても毎回楽しく学ばせてもらっている。



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