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転生した私は聖女かもしれない  作者: 御重スミヲ
40/80

40、側近たち


 第二王子殿下の取り巻きについては、大半の人がちょっと困ったなと思っている。


 まず、取り巻きA。赤毛。

  近衛騎士団団長の令息。三男。

  訓練場が()いている時は訓練場で、授業中は裏庭でたいてい剣の素振りをしている。

  つまり、授業に出ていない。

  では勉強ができるのかといえば、納得のDクラス。

  小テストのたびに居残りを命じられているそう。

  剣を振り振り「いまはへっぽこでも、いつか立派な騎士に!」等、基本的に話す時は叫ぶ。

  基礎練などは家で早朝に行うか、山奥でするものだろうと、私は個人的に思っている。


 次。取り巻きB。青みがかった黒髪。

  宰相を務める侯爵の令息。次男。

  いつも目を細めているので、そろそろ眼鏡を掛けそう。

  私とは図書館でのニアミスが多い。

  すぐに、いつも自分の世界に入っている人だとわかって、安心して図書館を利用できるようになった。

  本を探す時も、閲覧する時も常に何かブツブツ言っているため、まわりは怖れて誰も話しかけない。

  第二王子殿下といる時はさすがにブツブツは止まる。

  第二王子殿下の取り巻きとしては面目躍如(めんもくやくじょ)のAクラス。


 最後。取り巻きC。金髪、猫っ毛。

  外務大臣を務める伯爵の令息。四男。

  小柄で庇護欲を誘う天使のような容貌…痩せていれば。

  いつもなにか口に入れている印象。

  ごく一部の令嬢には人気があり、菓子や軽食で餌付(えづ)けされている。

  第二王子グループの内情はそこから漏れているのではないか思われる。

  誰にでも物怖じせずに話しかけるから、その点で私としてはいちばん警戒している相手。

  言葉遣いがぶっきらぼうで、話に中身がないとも聞く。

  すべてがそこそこのBクラス。

 

 すごい迷惑をかけられるわけではないのだけど。

 あまり近寄りたくない相手として、賢い人たちはさりげなく避けているように見える。

 年頃の貴族の令息として、当然それぞれ婚約者がいる。

 その関係性は可もなく不可もなく。

 容姿は整っているから、一部の令嬢にはキャー!と言われていることがある。

 警戒していた自分が馬鹿みたいだけれど。

 この三人との間には絶対になんやら起こらない確信が持てたのはよかった。



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