表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

ペテン師から魔術師(ペテン師)

 暇つぶしに執筆した作品です。

素人が書いたのを前提にお読みくださればと思います。


           

 


  真麻 鈴 27歳 男 マジシャン


 サーカス会場で、意気揚々と叫ぶ黒ひげの男性。

『続いて大魔術師マーリンによる、銃弾受け止めマジックゥ』

煌々ときらめくステージに、それを煽るかのような観客の歓声は妙に心を高揚させる。

「俺はマーリン、このサーカスの看板・・・」と鈴は暗示をかけている。


 「れでは大魔術師マーリンの登場でっす!」

舞台袖から、タキシードに身を包んだ鈴が登場した。

その男は、客席の後ろ側を指さした。そこには銃を構えたバニーガールが居た。

そして、黒ひげの男は大きな声で・・・


『弾丸っ発射ァァ!』


 その瞬間、、悲鳴があがった。

「嘘だろ、実弾なんて撃つはずが」先ほどまで、声高らかに観客を煽っていた髭の男も凍り付いた。

鈴の脳天には風穴が空き、紅い紅い鮮血が床中に飛び散っていた。


 「おい、実弾なんてあるはずないだろう、音だけそれっぽいの音響のスタッフが流して、後は俺が隠してあった銃弾を掌に移して観客に見せて終わりのはず・・・だ・・ろ」






 目を開けて顔を上げるとそこには、泣きじゃくる美少女が横にいたこち。

彼女は、こちらを見てさらに泣き出し抱き着いてきた。

「???」状況が掴めず困惑する鈴は身を固めた。

「マーリンお兄様!!ガニエダですちゃんと分かりますか?」


  「マーリン・・・!?」


 ガニエダと名乗る少女は、発狂しだした。

「やっぱり、先ほど転んで地面に突っ伏して記憶が!」

少女は卒倒して、倒れこんでしまった。

「おいおい大丈夫か!」と今度は鈴が慌て始めた。


数分後


 とりあえず少女を自分が寝ていたベッドへと寝かせて、一息つき考え始めた。

「今この子、俺のことマーリンお兄様って言ってたよな?」

鈴は、この家にあった鏡を見てまたぞろ驚いた。

「耳もなんか長い、目も蒼い、それになんか中世っぽい服」鈴はこれで確信した。


 「俺あの本当に大魔術師マーリンになってるのか?」

「昔図書館でブリタニア列王氏やマーリンの生涯は見たことあるが・・・本当に?」

そして、鈴は少女の名前を思い出した。


 「となるとガニエダって確かマーリンの生涯に登場するマーリンの妹か?」

「にしたっておかしいよなガニエダってブリタニア列王氏にはほぼ登場なんか

俺の容姿も大分若いし正直マーリンの話ってほぼ創作だからいつの時系列なのかすら

分からない」考え抜いた後に、少女を見た。


「なんつーかこの子が、起きるまで待つってのもんなんかもったいないし

ブリテン散策でもしますかっ」と家から出て町へと繰り出した。


 とある大きな空き地にて


 兵隊を引き連れた大きな男が何かの残骸が地中に埋まった場所を見ている。

「おいっここの塔建設担当の者はおるか」と太々しく呼びかけた。

「はいっなんでございましょうかヴォ―ティガーン様」

そさくさと男が尋ねる。

「ここの、塔の建設はどうなっている」

「それが・・・」と何か言いにくそうにしている。

ヴォ―ティガーンはしびれを切らして怒鳴り散らした。

「なんだというのだ、さっさとも申さぬか!」

「はいぃそれが、いくら塔を建設しても地中に埋まってしまうぐぁ」

と今度は襟首を捕まれもち上げられた。


 ヴォ―ティガーンは激高した。

「貴様は俺を馬鹿にしているのか?」

男は苦しそうに答えた。

「で・・ですが事実なのです・・」


 「その者言う通りでございます、ヴォ―ティガーン様」


 遠くから歩いてくる妖艶な女性はそう答えた。

「なに、そなたは魔術師エレノアか」

「はい、エレノアにございますヴォ―ティガーン様」

「どういうことだ?」


 「おそらく魔の者が地中に住み着きここに塔を建てさせまいとしているのです」

得意げにエレノアは、宣言する。

「ではどうすればいい」ヴォ―ティガーンは、男を投げ飛ばしエレノアに問う。


 「出生時から父親のいない少年の生き血を用意してください。それを建設用のモルタルに混ぜれば

魔の者は,その血を嫌がり逃げていくでしょう」

投げ飛ばされた男は、立ち上がりヴォ―ティガーンに提案した。

「父がいない少年なら丁度あちらの村にいるはずです」


ヴォ―ティガーンはニヤリと笑いだした。

「何たる僥倖かさ、ぁ我が兵隊よその少年を探し出し我が元に召喚するのだ」





 マーリンはモデルは居ても史実では正直居ないに等しくブリタニア列王史

と大魔術師マーリンの生涯では整合性が取れてなくつじつまが合わないこともしばしばだったとか。


 今回は、お読みいただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ