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自動ドア

作者: 葉蔵人計
掲載日:2018/01/31

初投稿なんでおおめに見てください

 私はあと二年で新しいドアを開ける。

 逆に言えばあと二年でこの部屋から出ることになるのだ。

 この部屋は人々全員にあり、人によって形を変える。

 部屋は生きてる。

 呼吸をし、食事をし、就寝する。

 普通の人々は部屋に鍵を閉めるか、開っぱで部屋をあとにする。

 カラフルな壁紙、おしゃれな照明、高級な家具、心安らぐクラシック

 そんな部屋に住めるのは一握りの人間だけだ。

 大抵は壁紙など単色で照明など業務用の蛍光灯だろう。

 これが一般的である。

 だが、これ以上にひどい部屋は存在する。

 燃え、崩れ、壊され、悲鳴が聞こえ、電気も点かない。

 部屋のテレビを点け、ニュースを見るとそんなん人々を目にする。

 あいにくだが私の周りには居ない。

 がいつ壊されるかわからない恐怖にいつも怯えている。

 部屋を造るのも人間、壊すのも人間。

 私は部屋を捨てたい。私よりも不便な部屋に住んでいる人と変わりたい。

 どうせなら渡した後、壊してもらって構わない。

 私は怖いのだ。部屋を出た後の世界が。

 部屋を出た人々は「部屋を出たほうがいい」と言う。

 確かに出た方が楽しく、きっと自由なんだろう。

 でも、私は出たくない。怖い。自由になりたくない。

 部屋にいれば、生きていられる。

 外に出れば二度と部屋に入ることはできない。

 ドアが開いていようと、窓が壊され入れそうでも。

 外は死が付いてくる。欲しくなくても、捨てたくても。

 私は内側から鍵をして、防音にして、補強して、


 死を愛したい

 

初めて小説を書きました。

自分の思ったことや感じたことを言葉で表現するのは難しいことだと

改めて知りました

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― 新着の感想 ―
[一言] 最後の一行、死の解釈についていろいろと考察させる点で秀逸です。はたしてどちらが生と死か。生と死の境目はどこにあるのでございましょうか。 部屋、という閉鎖的なものがたとえに用いられているのも、…
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