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廃棄世界に祝福を。  作者: 蒼月 かなた
29/69

『他の玩具』 ※流血表現あり※

なんとか…… 

 私が今いる場所とは別に精神を確立。 シェスカと繋がり、 視線を共有する。

見えるのは、 こことは別の戦闘場面だ。

 起立する氷柱群。 コレは、 シェスカが生じさせたものだ。

それに貫かれながら凍りつき、 あるいは閉じ込められたグールが見える。

 その氷柱の後ろで、 九尾の本性を出した焔が自身の周りに九つの火球を出している。 

それを蝙蝠やグールに放ち攻撃していた。 確かケイオスが火炎輪かえんりんと言っていた気がする。

 ケイオスはその横で蝙蝠を斬り捨てていた。

 

 ―― 変だな。


 倒したであろうグールの数と、 動かなくなったグールの数が合わない…… 出入り口はエーリケさんとフィオナさんが守っている。 その指示から察するにケイオスが、 グールを外に出すようなヘマはすまい。


 ―― 何故?


 そう思っていたら、 ジョイナスさんとロービィが斬り伏せたグールを蝙蝠が取り込んだ。 

蝙蝠のかすり傷は消えて、 身体も一回り大きくなる――。


 ―― あぁ、 だからシェスカはグールを氷柱に封じているのか。 


 シェスカの苛立ちが手に取るように分かる。 心がささくれ立つようにピリピリとしたその気持ち。

『いっそ、 この場を氷漬けにしたい……。』

『落ち着いて、 シェスカ。  絶対零度アブソリュートゼロなんて使ったら、 ケイオス達も氷漬けだから。 お願いだからやめてあげて……。』

 やらないとは思っても、 シェスカの言葉に「本気」 を感じ取って慌てて注意する。

『分かってるわ。 けど、 キリがなくて』

 倒せそうになったら、 グールを吸収して強化って言うのを蝙蝠に繰り返されたらしい。 ちなみに氷柱に封じられずに、 うろついてるグールが何故まだいるのかと言うと…… 蝙蝠達がシェスカの邪魔をしてるからだ。 その邪魔のしかたが、 うっとおしくてシェスカの苛立ちが増してるようだ。

『これで、 最後ね』

 シェスカがほっと息を吐く。 

最後に残っていたグールが無事氷柱の中に消えてくれたからね。

 後に、 残された蝙蝠はケイオス達だけでどうにでもなるだろう。


 ―― お疲れ、 シェスカ…… 悪いんだけど、 上に戻って。


 その指示を最後に接続を切った。 クロの炎ではトドメをさせないようだし、 ここはシェスカの力を借りたい。 弱って来てる今、 トドメを刺してしまいたかった。

 光の尾を引いて駆けあがって来たシェスカが、 キメラを見て不愉快! という顔をする。


 『なにこれ―― 気持ち悪いわね』


 一刀両断言いきって、 後ろ足で砂でもかけたそうな顔だ。

まぁ、 そう言いたい気持ちは分からないでもない。 キメラとクロは顔だけはそっくりだ。


 『お前なぁ、 その言い方は酷いだろう…… 少し傷つく』


 クロが、 あまりの言われようにそんな事を言った。 同じ顔だけに複雑な気持らしい。


 『クロの事じゃないわよ。 ―― クロに似た姿を取るとか私に喧嘩を売ってるわけ? しかも三つ首とか。 醜悪だわ! 吐きそうだわ! 許せないわ! ――…… それよりクロ…… その怪我は何? 』


 基本―― 私以外にはドライで冷静なシェスカさんがお怒りです。 下でも鬱憤がたまってたからな……。

それにシェスカは自分が大切だと思ってる人が傷つく事を嫌う。 クロの傷を見て、 いよいよ理性的な部分で押さえてた怒りのストッパーが外れそうだ。


 『…… そっとしておいてくれ』


 クロが、 落ち込んだ。 さっきの失態がグリグリとクロの精神を削ってるらしい。

シェスカがキメラを睨みつけた。 クロの答えが無くても、 傷を付けたのが誰か位は分かるから。


 『私の、 クロムウェルに何してくれたのかしら…… この駄犬がっ! 』


 本音が出てますシェスカさん。

 シェスカが吠えた瞬間、 氷柱がシェスカの足元からキメラへと奔った。 尖った氷の先が、 狙い違わずキメラの胴を貫く―― 氷槍アイシクルランスだ。 太くて大きいし槍って可愛らしい物じゃないんだけれど。


 『ギィイイイッ! 』


 これで決まれば良いと、 甘い考えがちょっとだけ過った――。

けど、 残念ながらそう美味い話は無いらしい。

 ジュウジュウと音を立てて氷が解ける。 火に対しての耐性がついただけじゃないな…… これ。

氷の攻撃に対して、 多少のダメージ軽減がされてるらしい。 

自分に刺さった氷をすっかり溶かすと、 一回り小さくなってキメラは再生を始める。


 『どう言う事…… クロ? 』


 絶対零度の微笑みがクロの方を向く。 クロの視線がウロウロと彷徨った。 シェスカの圧迫感が増していく……。


 『血を喰われたら俺の属性がついた』


 正直にそう言った後、 クロはシェスカから目を逸らした。 尻尾は今にも足の間に仕舞われそうだ―― 耳はもちろん後ろに寝てる。 シェスカは怒らせたら怖いからね。 

でも、 私は知っている。 シェスカは普段そんなそぶりは見せないけれど、 クロの事が大切だって。

だって、 うっかり私に召喚されたクロを追いかけて来るくらいだもの。 それって大好きって言ってるようなものだけど、 シェスカは決して認めようとしない。


 『クロ…… あなたも駄犬呼ばわりされたいのかしら? 』


 小さいシェスカが大きいクロを睥睨している。 触らぬ神になんとやらだ。 


 『されたくないです』


 クロはたった一言そういう事しかできなかった。 


 『ブッフォっ―― ナニ何? もしかして痴話喧嘩ってヤツ? 』


 興味深そうにしていたアインが急に吹きだした。 空中でアインがケタケタと笑う―― そのアインをシェスカが鬼のような形相で睨んだ。 今なら眼力でアインを殺せそうだ。


 『煩いわよ』


 そう言った瞬間、 アインの下からアイシクルランスが起立する。

アインはそれをひらりと避けて馬鹿にするように笑った。


 『うっひゃー! こわぁい』


 『リゼ…… 私あいつを噛み殺したいわ』


 ギリギリギリギリ。 シェスカの歯ぎしりが聞こえて来そうだ。 アインはケタケタとお腹を抱えて笑い転げている。


 「落ち着いて、 シェスカ。 気持ちはよっっっく分かるけどさ…… アレは無視してていいから」


 『えー酷いなぁ。 無視とか苛めだよね』 とか言ってるアインは放置する。 

そう、 アインは無視するのが一番いい。 腸が煮えくりかえろうが、 何しようがだ。 正直、 難しい所だけどね。 アインは反応すればするほどそれを楽しむタイプだ。

 わざわざコイツを楽しませてやる必要は無い。 コイツが楽しんで喜ぶところなんて、 余計に腹が立つだけだ。


 「シェスカ、 キメラにアイシクルランスで遠隔攻撃。 大きくなくていいから飛ばして。 クロはさっきと同じようにして援護して! 」


 『了解した』


 『…… 分かったわ』


 二人の返答を聞きながらキメラに斬りかかる。

シェスカのアイシクルランスは強力だけど、 今この場では氷柱を乱立されるのは困る。

 下では、 グールを分断するのに役立ってたけれどこの祭壇は下よりも狭い。

あまり乱立されると、 私達が動きにくくなっちゃうからさ。


 「あーくそ! まだ駄目か」


 ヴァイさんが、 キメラの首を斬りながらぼやく。 回復速度は遅いけど、 くっついたからだ。

キメラの身体の目はもうほとんど機能してないみたい。 おそらくはそちらを回復させる余力がないのだと思う。 心なしか、 エイノさんが引き受けてくれてる尻尾にも勢いが無くなって来ていた。


 「もう少しだ! 殺し切るぞ」


 ユーリがそう声をかける。 正直、 みんな身体より心が疲れてる。 アインの存在といい、 このキメラの殺しても殺し切れない再生力―― 斬っても斬っても殺せないとか終わらない悪夢みたいだ。

 だから再生力に陰りが出て来てくれて、 殺せる実感が出てきたのはありがたい。

終わらない悪夢に終わりがあるって分かるから。

 千切れた方の銀鎖を振るい、 真ん中の首を絞める―― シェスカの怒りが良く分かった。 偽物であると分かっていても、 クロの顔をしたモノが苦しい顔をするのは気持ちいい物じゃない。

 だからシェスカは一発で終わらせようとしたんだと思うけど、 クロの血がその邪魔をした訳だ。

それでもクロの攻撃とは違ってシェスカの攻撃は通ったから効果が無いわけじゃない。 

 今も後ろの方からヒュンヒュンと音を立てて、 キメラの背中に細い氷が突き立つ。 溶けてはいてもちゃんと刺さっているから、 キメラの命数を削るには十分だろう。 


 「さて、 ちょこまかと動けないようになって貰おうか」


 力の無くなって来た今のキメラなら…… 抑えられると思うから。

残った銀鎖を飛ばしてキメラの身体を締め付ける―― そのまま、 祭壇に銀鎖の先を突き刺してアンカーにした。 深く、 地面に銀鎖を穿てば動きを封じる事が出来る。

 キメラは逃げようともがくけれど、 もう遅い。 力の弱くなったキメラには銀鎖を千切る事も解く事も出来やしない――。 真ん中の首を絞めてた銀鎖を引いて首を落とす―― 簡単な力で落ちる程、 キメラは脆くなったらしい。 


 ―― 後はもうただただ、 一方的だった。 


 非情な話しだけど、 キメラが死ぬまで一方的に斬りつける。

最後にユーリが斬りつけると、 キメラはザァッと黒い塵になりそのまま蒸発して消えた。


 『おっめでとーう! 』


 パチパチパチと拍手が響く。 

楽しそうに、 嬉しそうに、 馬鹿にしたようにアインが地に降りた。 ひょいっとどこかから水晶を出すとクルクルと人差し指の上で回す。 

 本当に、 この水晶を渡す気があるのだろうか……。 まだ生きてる子達を無事に保護できるだろうか……。

 戦闘になれば分が悪いのは分かっている。 私達の剣では殺せない、 ソレは真実だと感じたからだ。

けど、 もし水晶や、 女の子達を渡す気が無かったのなら…… 死んでも殺してやる――。

 静かな決意と共に剣を構えた。  


 『いやいや、 思ったよりは楽しめたよ! さてさて勝者にはご褒美をあげるんだったよね? 』


 にんやりと、 私だけを見てアインが笑って言った。 ゾワリと背中の毛が泡立つ。

コイツが好きなのは人が嫌がる事をワザとして、 反応を引き出す事だ。

 今なら何をする……? 


 「! 」


 気がつけば目の前にアインの顔があった。 

剣を掴まれて引っ張られて、 不本意ながらコイツの腕の中におさまって――。

 とっさに左手を、 顔の前に持って来る――。

 生温かい唇が、 掌を舐めるように掠めた。 我ながら、 良く反応できたと思う。 頑張った、 私。


 ぞわぞわぞわと気持ち悪い感覚が全身をはしる。 吐きそう――。


 距離的には離れてたはずなのにユーリの剣が、 アインと私の首の間に割りこんで白刃を煌めかせているのに気がついた。 これのお陰で、 舐められる程度で済んだらしい。 

 ユーリはそのまま、 私の後ろに回ってひったくるようにして抱え込むとアインの首に剣を突き付けた。ユーリの腕の中で泣きそうなほどに安堵する。 足から力が抜けそうになるのを堪えて立った。

 嫌いな相手にキスされそうになるのは、 予想以上に私にとって苦痛だったらしい。

手袋とかして無かったから、 そのままアインの感触が―― そこまで思い出して思考を止めた。

 ゴシゴシと掌を服で拭く。 キモチワルイキモチワルイキモチワルイ。

 私の様子に気付いてか、 ユーリの腕の力が強くなった。


 『おや、 僕のご褒美のちゅーは要らなかった? ふふ。 そんなに怖い顔しないでよ。 ちょっとした冗談なのにサァ。 この剣じゃ僕は殺せないってもう知ってるでしょ? ハイこれ。 ちゃあんと約束を守ったんだから感謝してよねー』


 私の顔は、 どちらかと言うと青褪めていると思うので、 怖い顔をしてるのはユーリなんだろう。

クロが、 シェスカが、 黒竜騎士団の皆がアインに対して牙と剣を向ける中―― そんな物が無いかのようにアインは笑いながら私の手の上に水晶を乗せた。

 ひんやりと冷たいソレは、 見た目の大きさよりもずっしりと重い。


 『もういい加減いいだろうアイン』


 からかうのもその辺にしておけと、 アインの口から少し疲れたような男の声が聞こえた。 確かツヴァイと言ったか……。 


 『そうじゃ。 まったく下らん事に時間を使いおって』


 文句を言う女性の声は…… フィーア。


 『もうあーきーたー。 他の玩具をいじりに行こうよー』


 幼い女の子の声―― 駄々をこねるようなこの声はフュンフだったか。 


 『その意見に賛成ヨ』


 青年の声が最後に響いた。 確か…… ドライ?


 間近で聞けば、 まったく違う人格に違う声にしか聞こえない。 まるでアインの中に後、 四人が入っているようだ。 けど、 戦闘前の会話やこの会話を聞くと…… あくまでこの身体の支配権のようなものはアインが持っているのかもしれない。


 『もうしょうがないなー。 残りのご褒美は自分たちで探しなよ。 一応、 この監獄の中のどこかには居るからサ…… じゃあ皆も煩いから僕、 帰るネ! またねぇ? バイバーイ』


 不服そうにしながらも、 アインはそう言って首を傾げて嗤った。 そのまま、 突き付けられた剣の中心から滲む様に姿を消す――。 我に返って戻した銀鎖はアインの身体をすり抜けた―― 逃がす事しかできない現状が悔しい。

 皆も同じようで、 何とも言えない顔をしていた。 『また』 とか勘弁して欲しいけれど、 フュンフの言っていた『他の玩具』 ―― その発言が、 嫌な予感だけを残してくれる。

 ―― コイツ等にまた、 会うのだろうと。


 「…… 気持ちは分かるが―― 切り替えろ。 生き残った子達を探すぞ」


 ユーリが吐きだす様にそう言った。 そうだ。 探さないと。 気持ちはそれこそ泥のようだ。

疲れて、 まとわりつくそれを払えない。 けど、 私達にはまだやらなきゃいけない事がある。


 ―― エマちゃん達を探さなきゃ。


 下には確実に居なかった。 それだけは断言して言える。

水晶をあっさりと渡して行ったアインが残りはココのどこかに居ると言って消えたのだ。

 見つけないと……。 バタバタと足音がして、 ケイオス達も祭壇に登って来た。

下も片付いたらしい。

 私達は手短に状況を確認し合うと、 祭壇と呼ばれたそこから伸びる石橋を見た。 三本の橋の先には鉄格子の扉がある。

 クロとシェスカにニオイを追って貰おうかとも思ったんだけど、 色んなニオイ…… 主にキメラの悪臭が酷くて無理だと言われた。 戦闘中は気にしてる余裕も無かったけど、 確かにカビ臭いような饐えたような臭いが鼻についた。

 白竜騎士団のほうでは、 ローヴィが…… ウチの騎士団ではエイノさんと、 ルドさんが怪我をしていたので簡単な治療ができるアスさんが祭壇に残る事になった。 命にかかわるような怪我ではないけれど、 戦った相手が未知の生物だったので大事を取った形だ。 クロもアスさんにお願いして置いて行く。

当人達は大丈夫だと言い張っていたけれどね……。

 

 「取りあえず、 二手に分かれて捜索しましょう」


 ケイオスの言葉に、 白竜騎士団と黒竜騎士団とに分かれる。 

鉄格子の鍵をガルヴさんが叩き壊した。 奥は薄暗かったけれど、 一歩入ると灯りがつく。

こっちは、 入口の方の牢屋とは違って少しゆったりとした作りだ。 ベットも広いし、 家具が備え付けられている所をみると、 身分のある人間が入れられていたのかもしれない。


 「いたぞ! 二人だ」


 ヴァイさんの声に駆けつける。 エマちゃんとシアちゃんだ―― 上下に動く胸を見て、 私は安堵の息をついた。 けれど、 薬でも飲まされたのかこの騒ぎにも起きる気配がない。


 「二人だけか……? 」


 ユーリの焦ったような声が響く。


 「まだ、 分かりません。 全部調べましょう」


 下の階だって、 全部見れた訳じゃない。 ケイオス達の方でも誰か見つかっているかもしれない……。

そう信じて、 捜索を続けた。

 結果から言うと、 生き残っていた子供達は六人だった……。

一人は孤児院の子。 エマちゃんと、 シアちゃん。 残り三人は十代前半の少女…… 五才だったという商人の娘がいない……。 ケイオス達も下では見ていないと言う。

 その娘が着ていたのは、 一目でお金持ちの娘と分かる服だったはずだ。 

―― 下にはそんな年齢でそんな服を着た子はいなかった。

 殺されて、 死体がないのか…… 生きていて連れられて行ったのかが分からない――

救助者六名、 行方不明者一名―― そうして、 後味が悪いこの事件は終わったのだ。

 

 なんとか…… 戦闘終了しました。

 書きためてた番外編(?) のようなものを修正後、 本日午後から順次、 予約投稿予定です。

今日中には全部UPします。

主人公はセト様とセト様の愛妻。 二人の出会いに絡めつつ、「誰かの記憶」 に出て来た人達も出て来ます。 前編、 中編、 後編の構成です。

 一話目の後書に書いたように関連作としてUPしますので、 興味を持って貰えた方は「魔王様と侍女」 のシリーズの中から探して見て下さい。 多分、 分かりやすい題名なので迷う事はないかと。

 本編の方は事件の収拾つけた後、 暫く番外編になると思います。 ユーリの視点の話とか。


『不注意で世界が消失したので異世界で生きる事になりました。』 もこの後更新予定です。

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