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廃棄世界に祝福を。  作者: 蒼月 かなた
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前提条件がチガウ。

また、 新たな視線が……。

 生地屋さんがあるのは比較的明るい大通り。 色鮮やかな生地がある店内の一角にリボンだけ置いてある場所がある。 子供のお客さんもチラホラいて、 大抵それはリボンを見に来た女の子。 後はお母さんやお姉ぇちゃんにプレゼントするんだってお金を握りしめた男の子とかね。

 石屋さんとかだと商売の邪魔だって追い出される事が多いんだけど、 生地屋さんのこの一角は子供も怒られずに見る事が出来る。 買ってくれるかもしれないからね。 

 子供には手が出せない額のリボンは高い上の方にあるで、 手に取る事はできない。


 「いつ見ても素敵…… 」


 「高いやつってなんであんなに綺麗なんだろうね」


 シアちゃんがほうっと溜息をついて上の棚を見上げる。 エマちゃんも同意しながら溜息をついた。

前者は憧れの、 後者は諦めの溜息である。

 まぁ、 お高いやつは良い生地を使ってたり安いガラスビーズじゃなくて石を削ってビーズにしてたりするからねぇ……。 ―― 見た目の重厚感とか違うよね。 

 あとは刺繍…… すっごい上手な人のは高い。 お弟子さんのとか、 まだそんなに上手じゃない人のは子供でも買える位の値段なんだけど……。


 「二人はどれを買おうと思ってるの? 」


 「実は迷ってるの…… ミエナちゃん! …… その 」

 

 私が聞くと、 シアちゃんが急にモジモジしだした。 何か言いたい事があるみたいだけど……。

後ろでエマちゃんが頑張れって顔をして応援している。


 「? シアちゃんどうしたの?? 」


 モジモジしたまま口ごもっちゃったので、 そう聞いてみた。


 「ううん。 やっぱり何でもない…… あっ、 ええっと、 どれが良いと思う? 」


 シアちゃんは眉をへにょってさせて、 そう言うと慌てた感じで話を逸らす。

苦笑してるエマちゃんと目が合った。 謝る仕草をしてる。 シアちゃんが言えるまで待ってって事ね。


 「うん? そうだねぇ…… コレとか…… うん、 コレとか」


 私は笑顔で気にしてない振りをすると、 二人に似合いそうなリボンを指さした。

一つは幅広の白地に両脇レースのリボン。 もう一つはそんなに太く無い幅で白地に黄色の細い糸で花模様の刺繍が入ってるもの。 この刺繍が意外と出来が良い。 


 「あ、 それ二つとも新しいのだよ。 前なかったもの。 へぇ、 これも可愛いねぇ」


 「どうしよう、 迷っちゃうわ」


 どうやら、 二人の迷いを増やしてしまったらしい。 幅広の方は使ってる生地が良いんだよね。

なのにこの値段って事は同じ系統で新しいのが出たか、 どこかに瑕疵…… 例えば落ちない汚れがあるとかそういう理由で安くなってるんだと思う。


 「萌黄色のもいいと思う。 これも刺繍が綺麗だわ」


 可愛いリボンだ。 刺繍の糸の色は白。 その糸でお花と蔦模様が入っている。


 「あぁ! それ、 上手だよね。 私もこれ位、 刺せるようになりたいなぁ」


 「私達なかなか上達できなくて……」


 エマちゃんが唸るように言って、 シアちゃんはシュンとした感じでそんな事を言う。

 シアちゃんのお母さんは幼い頃に亡くなってるらしいので、 花嫁修業である刺繍はエマちゃんと一緒にエマちゃんのお母さんに教えて貰ってるそうだ。

 時々お互いの家でお泊まり会もするんだって。 その時だけは、 寝たふりをして遅くまで布団をかぶってお話するのって、 頬を染めて言うシアちゃんが可愛らしかったのを思い出す。


 「そりゃあ、 この刺繍をしている人は本職さんだもの。 毎日、 毎日布に模様を刺してるんだし上手にもなるわよ」


 私はそう言って苦笑した。 刺繍を刺してる量が違うからね。 ある程度、 上手じゃなかったら店において貰えない。


 「まぁ、 そだね。 片手間にやってる私達の方がすぐ上手くなるんなら、 商売あがったりってね」


 流石、 雑貨屋の娘。 エマちゃんの着眼点は商売人のソレだ。


 「そうよね」


 そう言って、 シアちゃんも頷く。

 楽しい時間って言うのはすぐに過ぎるものだ。 私達の後ろでモジモジしてる子がいたので場所を譲って店を出る。 すると――

 

 ―― また、 視線……。


 けど、 さっきとは違う。 もっと無機質なものだ。 単純に値踏みしているような……。 

う……ん? こっちが本命だろうか。 とするとさっきの気持ち悪い視線は何だろう。

 私は、 はしゃぐ振りをしてワザとクルリと回ってみた。 気付かれないように周囲を観察する。


 ―― いた。 


 建物の影の目立たない所に…… 意志の強そうな目、 ボロボロの服。 おおよそこの辺りに似つかわしくは無い格好。 最後にお風呂に入ったのがいつか分からない垢まみれの肌の―― 少年だ。


 ―― 犯罪組織の人間には見えないな。


 痩せたその姿から孤児だと分かった。 誘拐に加担してないとも言えないが、 人身売買組織の連中は羽振りが良かったと聞く。 いくらなんでもこんな格好の少年が犯人とは思えない。

 思えないけど…… 何故、 この子は私達を見ているのだろう。

エーリケさんに、 合図は送らなかった。 彼女も少年に気付いているのが分かったからだ。


 「もうこんな時間だ。 家の事手伝わなきゃ怒られちゃう」


 傾いて来た太陽を見て、 慌ててエマちゃんがそう言った。


 「私も、 お父さまの夕飯を作らないと」


 名残惜しそうにシアちゃんがそう言う。


 「そっか。 私もお兄ちゃん帰ってるかもしれないし…… 」


 お兄ちゃん大好き! な設定は二人の間にも浸透させている。

私がそう言うと、 シアちゃんとエマちゃんは顔を見合わせて笑った。


 「じゃあ、 またね! 」と私が言って 「バイバイ」と元気に手を振るエマちゃん。 そしてシアちゃんが小さく手を振っているのを見てから、 私はその場を後にする。

 エマちゃんとシアちゃんは帰る方向が一緒なので、 そのまま二人で歩いて行った。


 ―― ついてくるなぁ……。


 夕闇に乗じて上手い事、 目だたないように後をつけてくる少年。

視線で穴が開きそうだ。 家を確認する気だろうか……。 動きがある事を期待して、 わざと人がいない細い路地に入ってみた。


 「おい、 お前!」


 押し殺したような声が聞こえて振り返る。 あの少年だ。


 「出歩くのをヤメロ。 狙われてるぞ」


 「…… 」


 正直言って予想外で驚いた。 この子はどうやら私に忠告するために後をつけて来たらしい。

少年よ。 悪の手先かもしれないとか思ってゴメン。

 目を見れば真剣そのものの表情だ。


 「聞いてんのかよ。 アイツらは女の子を攫うんだ。 殺されたくなかったら、 家にいろ」


 私がビックリして反応しなかった事にイライラしながら少年が、 とんでもない事を言い放った。

『殺されたくなかったら、 家にいろ』 ―― だって?

ちょっと待て、 ちょっと待って欲しい。 前提条件がチガウ。


 ―― 殺されるだって?


 「ねぇ、 君…… 」


 そう、 問いただそうとした時だった。 こちらに近づいて来る足音が聞こえる。 少年はその足音にバッと振り返るとそのまま身を翻して走って行ってしまった。

路地の入口で少年にぶつかられた女の人が悲鳴をあげる。


 「大丈夫ですか」


 私は、 女の人が落とした紙袋から転がった果物を拾って渡す。

少年の姿はもう無い。


 「えぇ、 有難う……。 なんだって孤児がこんな所に…… 嫌だわ」


 プリプリと怒りながら女の人は荷物を持ち直して立ち去って行った。 視界の端でエーリケさんが頷くのを確認する。 ハンドサインで少年の去った方を指していたので、 多分誰かが後を追ったのだと思い息をついた。


 ―― 人身売買の為の誘拐じゃないの……?


 気になったものの、 このまま立ちつくしている訳にもいかないので岩熊亭に向かって歩き出す。

殺される…… 次第に焦る気持ちが大きくなる。 

 私達が想定していたのは少女達が娼館等に売られる状況だ。

それが、 殺されているのなら話は違う。 今、 行方不明になってる子達はまだ生きているのだろうか……。 私は唇を噛み締めながら先を急いだ。


 「ただいまぁ」


 声だけは明るく岩熊亭の扉を開ける。 店内は人が入り始めていて賑やかだ。

迎えてくれたのは給仕中のユーリ。


 「お帰りミエナ。 楽しかったか? 」


 ユーリがそうにこやかに声をかけた後、 一瞬だけ眉をひそめた。

私の目が笑ってない事に気がついたのだろう。


 「お兄ちゃんこそどうだったの。 お仕事みつかった? 」


 「いや、 まだだよ。 今日は職業斡旋所に登録をして、 何件か目星をつけただけだ」


 何も無かったようにして会話を続けて行く。 

視界の端でロービィがチビチビと何か飲んでるのが見えた。


 「そっか。 ねぇお兄ちゃん。 お父さん達は元気かな・・・・・・・・・・


 『お父さん達は元気かな』 は符丁だ。 報告することがあるって言う意味。

ユーリの顔に緊張が走った。 私がそわそわと落ち着かない様子で、 爪先で床をトントン叩くから。

これも合図。 この作戦に関わってる人数分、 床を叩いて全員集めて欲しいと伝える。


 「俺の仕事が決まったらミエナを迎えに来るって言ってたけど…… 寂しいなら手紙でも書くか?・・・・・・・


 『手紙でも書くか』 はその返事。 分かったって意味のね。 この場合は不自然にならないように集めるって事だ。 ユーリは店の中にいたロービィに目配せした。 ロービィが頷いて立ちあがる。 騎士団の面々に召集をかけるために。

 夜は、 ユーリだけがお手伝いに入るので、 私は自室に戻るとまず着替えをした。

今日はもう外に出る予定はないから、 お化粧も落とす。

 ヴァイさんとルドさんは、 買い物がてらこの辺の情報収集に出ているので留守だ。 

孤児がいなくなっていた話なんかを仕入れて来たのはこの二人だったりする。 

 カザルの人は騎士に対して心を開かない傾向にあるので、 夫婦者や、 旅人相手の方が口が緩むのだ。


 ―― この信頼関係の無さもどうにかしたいんだけどねぇ。


 顔を洗ってスッキリすると、 私はそんな事を考えてベットに腰を下ろした。

 ちなみに部屋割りはアスさんとユーリが、 普段は物置として使われている屋根裏部屋を。 私は一階の奥、 オルバさんのもう一人の息子さん、 トッドさんの部屋を使わせて貰っている。  ユーリは夜寝れないので、 この作戦中はアスさんの作った睡眠薬を使用中。 寝れずに使い物にならない状態じゃ困るからね。 万が一、 夜中に何かあった場合は気つけ薬で起こせるそうな。  


 「さて、 取り敢えず居間にいようか」


 誰がいつ戻るか分からないしね。 

 扉を開けて部屋を出れば、 店内の方からはかなりのざわめき。 今日もお客さんが沢山来てくれてるらしい。 私も手伝えればいいんだけど、 調理場はそれほど広く無いからオルバさんとアスさんでもう窮屈そうだし。 酔っ払いとかが多くなるから店内の給仕はしなくていいとオルバさんに言われてる。

 そんな事を考えていたら、 ティルさんが自分の部屋から出て来た。 店の手伝いにでるらしい。

そのまま、 私の横を通り過ぎようとして思いついたように立ち止まる。


 「子供のふりまでしてご苦労なことだな」


 嫌そうに言うなら話しかけなけりゃ良いのに。 ティルさんは目付きの悪さはオルバさん似だけど、 体型はまったく似ていない。 身長もユーリと同じ位だし。 

 別れたって言う奥さんに似てるのかもしれない。


 「…… 必要な事なので」


 嫌われてるのは知っているので最小限の返答にとどめる。


 「必要ねえ。 あんたらにしたら熱心な事だが、 こんな事位で俺達に認めて貰えると思うなよ」


 ことごとく、 人のいない所では無視されてたのに何で話かけて来たのかと思ったんだけど…… どうやら、 最後の言葉を言いたかっただけらしい。 

 

 「敵対心を持たれるのはしょうがないと思いますけど…… 『騎士団』 ってひとくくりにするの止めません? そもそも、 貴方がたに認めて貰う為にしてる事ではないんですけどね」


 ちょっとカチンと来て思わず言い返してしまった。 この人は一般人…… 我慢しろ私。

ユーリの気持ちの方が理解できる所為か、 どうしてもこの人の印象が良くない。


 「うるさいっ! とにかく、 あいつが団長なんかやってる騎士団なんてロクなもんじゃないだろ。 『ゴミ溜騎士団』 さんよ。 お前ら騎士団が信用できないからカザルはこんなになったんだ。 この事件は俺達で解決してやる。 指を咥えて見てろ」


 『ゴミ溜騎士団』、 この言葉に私の心が予想以上に反応を示した。 ティルさんがユーリを嫌ってる事も知ってはいるけど、 面と向かって言われれば腹も立つ。

さっきの少年の件で元々ピリピリしていたせいか、 落ち着けと思っているそばから口が勝手にしゃべり出してしまった。


 「好き嫌いは勝手ですけどね。 そもそも、 貴方がたが白竜騎士団にもっと情報を流してくれていればこんな状況にはなって無いんですけど。 解決してやるって、 出来て無いじゃないですか」


 ヴァイさんとルドさんが仕入れて来た情報で、 自警団が人身売買組織のアジトらしい所に乗りこんだって話を聞いてる。 だけど、 まったくの見当違いだったり、 何処から情報が漏れたのか…… 逃したりとかね。 警邏隊すら、 カザルは自警団でやって行くと追い出して、 今のこの状態。

そして、 自警団が躍起になれば成る程、 犯罪組織は奥に潜るって悪循環――。

 最初の段階で騎士団を信じて一緒に協力してくれてれば避けれた話だ。


 暫く睨みあった後、 ティルさんが扉を叩きつけて部屋を出て行く。


 分かってるよ。 コレはヤツ当たりだ―― ヴァイさんに文句なんて言えない。 一応でも協力してくれてる一般人に…… こんな事。 信じて協力してくれてれば、 なんて言えた義理じゃない。

 信じて貰えるような事を私達ができて無かったんだから。


 「…… 悪いな嬢ちゃん。 あいつも複雑なんだよ。 あれでも昔はユー坊の事をもう一人の兄貴みたいに慕ってたのさ…… けどよユー坊が団長になってから、 黒竜騎士団はあんなになっちまって…… 失望しちまったんだ」


 申し訳なさそうにオルバさんが顔を出した。 どうやら話し声が聞こえていたらしい。


 「いえ。 むしろ謝らないといけないのは私です。 済みません…… つい」


 流石に恥ずかしくなってオルバさんに謝罪する。 


 「気にすんな。 あいつも、 頭に血が上っちまってるからな…… 他が見えなくなってんだ。 良い薬だよ」


 そう言って二カッと笑うとオルバさんは厨房に消えて行った。

その温かい言葉に、 思わず溜息をつく。 子供達が殺されてるかもしれないと思うと自警団に腹が立ったのだ……。 カザルは難しいと言われた事を思い出す。 


 ―― ちゃんとした情報を手に入れないと……。


 被害が増えるだけだ。

 夜遅く、 居間の中には夜陰にまぎれ次々と裏口から入って来る白竜騎士団の面々とウチの皆。 最後に部屋に入ってきたのはエイノさん。 月は中天を超えて、 お店の方はシンとして物音一つしない。


 「さて、 ここに集まれっていう状況の説明をお願いできるかな」


 真剣な表情で、 そうケイオスが言った。


 「今日、 視線を感じた。 一つは気持ち悪い位ねっとりしたやつ」


 皆の目をみてそう告げる。 エーリケさんが言葉を続けた。


 「リゼッタ副団長に合図を貰ったけど、 周囲には怪しい人物は居なかったわ」


 私は絶対にいたと確信して言えるんだけど、 合図の前も後も不審者はいなかったようだ。

何か妖しの技を持った輩のものか…… それとも召喚獣のような力を持ったものなのか…… 分からない。


 「もう一つが孤児の少年のもの。 ひと気のない路地に入ったら接触してきた…… 言われた事は二つ。 ―― 出歩くのをヤメロ。 狙われてるぞ…… それから――  殺されたくなかったら、 家にいろ」


 私がそう言った瞬間に緊張が室内に奔る――。

 

 「…… 人身売買組織の犯罪ではないと? 」


 ユーリがそう言って眉根を寄せた。 他も似たような表情だ。 売られるのと殺されるのでは結果が大分違う。 殺されているのならそれは、 異常者かあるいは邪神を信奉するような輩か……。

 基本的にこの世界で神は信仰の対象にはなりえない。 ―― 何故なら私達は廃棄された存在だからだ。

けれど、 過酷な環境下において一部では異邦の神への信仰が産まれた。 それらの多くは動物を生贄に捧げるような邪教だ。 時に、 同胞に牙を剥くそれらの邪教は見つかれば死刑になる事は免れない。 


 「分からない。 けど、 ―― 最悪の事態を想定すべきだと思う」


 室内に重苦しい空気が広がった。

 

人身売買組織どころじゃない話が飛び出しました。

攫われた女の子達は無事なのか。

次回は、 孤児の少年をつけて行った人の報告と、 急展開があるかも?


『不注意で世界が消失したので異世界で生きる事になりました。』 もこの後更新です。

お時間ありましたらそちらも宜しくです。



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