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ポロニアのオチのある掌編小説集

私がいないと困るくせに

作者: ポロニア

「ふざけんなよ! どこだよ? どこいったんだよ!?」


 君はいつだってそう。自分のだらしなさを棚に上げてさ。馬鹿みたい。

 私の事を蹴るからよ。絶対に許さないから。


「ちくしょう! どこだよ! くそっ!」


 部屋の中をウロウロ歩き回る姿は、檻の中の熊みたいよ。

 普段から私の事を大切にしないから罰が当たったのよ。

 私がいないと困るくせに。


「困ったな。頼むよ! 出てきてくれよ!」


 馬鹿なヤツ。私の事がそんなに必要なら、もっと大事にしてよ。

 毎日毎日、私の身体を弄ぶだけ弄んで。

 そんなに私が大切なら、紐でもつけておけば良いのに。


「くそ! もう時間が無い! 仕方ないか」


 君はそうやって、すぐに諦める。悪い癖だよ。

 あ、それは違う!










「うわ! これ音量スイッチか! くそ! リモコン無いと不便だわ……」

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― 新着の感想 ―
[一言] 携帯かと思ったら、リモコンw 良い意味で裏切られて面白いですw
[一言]  二回もやられた……  どっかいきますよね、よく。次からはちゃんと探そう(笑)
2012/11/16 20:31 退会済み
管理
[一言] 今度はリモコンですかww 私も「君」が私に見えて仕方がありません。 リモコンって偉大なんですね
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