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8話 みずたま

皆様開いてくれてありがとうございます。


感謝・感謝・感謝です。


それではどうぞ…。

さあ、魔法を覚えましょう!


そうしましょう!


母上!シオンは準備万端ですよ。


母上は椅子に座って私をヒザの上の載せてギュッしてくれています。


向かい合わせではなく、わたしの背中が母上のお腹に当たる…二輪車の二人乗りの姿勢です。


…要するに、母上と同じ向き・姿勢になりました。


「基本の魔法から覚えましょう。」


「はーい!」


「シオンちゃん、あのね、魔法は〜、”(魔力の)活性化”、”集中”、”凝縮”、”放出”、”変換”の順番で創れるのよ〜。」


「え〜わかんない〜!」


私は、今の言葉をおおよそ理解出来ますが…ふつうの5歳児には無理ですね。


「シオンちゃんならわかると思ったけど、さすがに無理かしら~。」


それから母上は5歳児の脳に合わせて教えてくれました(笑)


「”活性化”はいつもの呼吸法よ。

次の”集中”は胸に集める感じ。

”凝縮”はまだいいわ。

次の”放出”で指の先から出して。

”変換”で創り出したいものに変えるのよ。」


身振り手振りを交えての説明は分かりやすくて簡単そう…上手く誘導されてるのかな?


「何より実践!やってみましょ。

親子だと魔力の質が近いから操ることができるのよ。

今から“シオンちゃんの魔力”で魔法を使って見せるわね。

さあ、シオンちゃんいつもの呼吸法をしてちょうだい。」


私は言われた通りに、いつもの呼吸法を行いました。


「いいわよ〜シオンちゃんの魔力がちゃんと活性化されているわ。じゃあ、これから先は魔力の動きを感じてね。」


母上の身体が少し熱くなった感じがしました。


私も熱くなっている…なにこれ?


自分の胸をみると、そこに青白く光るものがありました。


どんどん大きくなって行きます。


「これが”集中”、シオンちゃんの身体の魔力を胸に集めているのよ〜、見える?」


「母上、あおいヒカリがみえるー!」


「それよ~、分かりやすくするためにちょっとだけ”凝縮”するわ。」


そういうと、私の胸の青い光は小さくなりました。


しかし輝きは先程よりはるかに強くなりました。


「そこから指先まで1本の線を引くようにして魔力を導き出すのが…”放出”。

身体から出た魔力を使いたい力に”変換”させれば魔法は完成するのよ。

まずは、お水をつくりましょう…”水玉”!」


私の指先に水の玉が出来ました。


プワン、プワンと浮いてます。


「わあ!すごーい!」


素でドキドキしてしまいました…。


「今度はシオンちゃんやってみて〜。

お母さんが言ったとおりにしてね。

危ないところはお母さんが手伝うわ、ね!」


よしやってみよう!


母上の指導に合わせて魔法を…創る。


まず、呼吸法…活性化…これはできます。


胸の奥に集めて集めて…集中…魔力さん集まれ〜。


ギュッっと凝縮…おむすび握るような感じかな…うーん、うまくいかないな。


あっ、母上が手伝ってくれた…こういう感じなんだ〜ありがとうございます!


次は…放出…ビビビー!


最後に…変換…綺麗でピュアなお水にな~れ!


「みずのたま!」


”ポワン‼”


わわ!出た〜!やったー!


初魔法成功!


「興奮しちゃダメよ〜。」


私が興奮したせいか、作り出した5cmほどの水球は波打ってボシャンと割れました。


水は、床に落ちる前に水球に戻り…そして消えました。


母上がフォローしてくれたようです。


「だせたけどこわれちゃった!」


「一回で出せたじゃないの〜凄いことなのよ~シオンちゃん天才〜!」


まあ、天才ってのは親の贔屓目だろうけど、嬉しいし楽しいよね!


…これ、本当に面白いよ〜!






シオンは純粋に魔法という存在に惹かれます。


設定についてですが、

この世界の人は…光ります(笑)

赤がスキル

青が魔法

…エフェクト派手です(^-^)/

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