表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

60/61

ラストエピソード(2)最後の北伐とアイナの想い。

お久しぶりです。


ちょっと書きましたので。

カルナック高原のはるか上空から、私、シオン・ブロッサムは”北伐”を眺めていました。そばにはアイナがいます。


「中央の王族部隊も、両翼の貴族連合も、持ちこたえているね。これなら大丈夫そうだ。アイナ、あそこの光ダン兄かな?」

「そうよ、うわーっ!今まとめて10匹の巨獣を仕留めたわよ!信じられない強さね。あの剣のおかげ?」


アイナは遠くのビジョンを見れるので確認すると、そんな声がかえってきました。


「そうといえばそうだけど、ただの棒切れ、ただの木刀だよ。」

「えっ?」

「ただ壊れにくくしただけ。」

「うそっ!ホント?」

「ダン兄が本気で剣を振ればどんな剣でも、たとえ王家の聖剣でも壊れてしまう。

今までダン兄の実力に耐えられるだけの剣がなかったんだよ。

だから、ダン兄は壊さないように剣を扱っていたんだよ、無意識にね。

それが今、初めていくら本気で振り回しても壊れない武器が手に入ったんだ。使っていてだんだん気が付いてきたみたいだね、嬉しくて仕方がないんじゃないかな。」

「……兄弟揃って反則級(チート)ね。でも、今回の北伐はかつてないほどの魔物の数だから助かるわ。」

「今まで魔王は、儀式として魔物を繰り出していたからね。今回はそうじゃない。数もそうだけど、始めから魔族が前線に出てきている。」

「ホント、魔族の精霊への干渉スキル”ジャミング”への対策が間に合って良かったわ。

あっ……!」

「……感じたよ、王都だね。何が見えた?」

「……王都がクリスタルに呑み込まれて。」


震えるアイナを軽く抱き寄せる。


「アイナが気がついてくれなければ、王都に住む人たちは全員亡くなっていたよ。ありがとう。」


そう、彼女の契約精霊トゥルーアイの力でこうなることが予見できたのだ。王都のみんなを避難させ救ったのは他の誰でもない、アイナだ。

震えが少し収まったアイナを離して王都に体を向ける。


よし。


「シオン……行くのよね。」

「うん。」

「1人で。」

「うん。」

「ラピス様がいるから……よね。」

「……うん。」


アイナが私の前に回り込んでくる。真剣な目をしている。アイナはいつも真剣だ、私はアイナのそんなところが気に入っている。


「あのね……私……シオンのこと……スキーー!!!」

「ゴメン。」

「……やっぱり振られた〜!!

しかも一瞬の迷いもなかったし〜!!」


色々言い回しもあると思う。だけど、気に入っているアイナには心の気持ちを素直に伝えたい。


「アイナの気持ちに答えられなくてごめんよ。」

「ぐすっ……ぐすっ……トゥルーアイがいるから、始めから分かってたのよ。でも……自分の気持ちに嘘を言いたくなかったから!

シオン!

生きて戻ってきて!

ラピス様を救い出してきて!

必ずよ!」


そう言い残して、アイナは降りて行った。


(ヤッパリ、アイナノヒミツハテニハイラナカッタ♪)


私の守護妖精シークレットガールが嬉しそうに語りかけてくる。


(ダンの秘密、アーサーの秘密、フリードの、コルネの、セバス、アイロネ、ミスティ……みんなの秘密を手にいれられたけど、彼女だけは無理だった。だって、一番の秘密を秘密にしておくことが出来なくなることがわかっていたからね♪)

(うん、私もわかっていたよ、だから即答できたんだ。それより、シークレットガール、準備はいい?)

(フフフ、ヒミツ、フフフ、ヒミツ、ヒミツコソガワタシノチカラ。

アナタトデアエ、シオントデアエテ、タクサンノヒミツト、デアエタワ。

マンプクマンプク♪)

(じゃあ、行こうか。)

(イイヨ。)


「ラピスラズリ様と魔王が待つ王都へ!」


私達は魔王の力でクリスタルに包まれた王都へとむかった。



相変わらずのアイナとシオンです。

では、ラストにむかうつもりです。


更新はまた、ゆっくりです、ゴメンね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ