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エピソード 4年目の誓い3

シオンちゃんが操る風の精霊に運ばれて無事に王城に到着しました


「アイナ、疲れたの?」

「……大丈夫よ。」


正直疲れました。もの凄いスピードだし、シオンちゃんに近いし。いろいろな意味で疲れました。


王城につくとすぐにシオンちゃんの元に光りの精霊たちが近寄ってきました。魔玉の催促をしているのでしょう。彼が”キラキラのシオンちゃん”とみんなに呼ばれるのはこれが理由なのよね、今では王城の名物となっているわ。でもシークレットガールが出てきてその光の精霊を追い返してシオンの頭に張り付いた。


「オナカスイタ、オナカスイタ、オナカ……」

「わかったから、そのエンドレスやめて。1級ね。」


そう言ってシオンちゃんは魔玉を作り始めました。ポンポンポンと出来上がる魔玉をパクつく彼の守護妖精シークレットガール。いつも思うけど1級の魔玉をスナック菓子のように食べさせんのはあんただけよ。


彼の年齢、つまり13歳で1級の魔玉を作れることはあまりないが、過去にいなかったわけではない。だけど、あれ程の量をあげたら普通は魔力が尽きる。どんだけ魔力あるのよと思いはするけど、彼の母親は魔力保有量が並の魔法使いの10人分あることで有名な”十魔の魔女”。その息子のシオンちゃんがその素質を受け継いでいてもおかしくは無い。無いけどそんだけあげるのはおかしいって。


(!!!)


急に私の守護精霊のトゥルーアイが知らせてきた。普段余り自分から声をかけてこない私の守護精霊からの知らせだ。進化して自己意識がつよくなったのかな?あの魔玉を見ろって?よくみると魔玉の情報が頭に浮かんできた。


おーい!


「それ!全然1級じゃないじゃない!」

「アイナ?シークレットガールが1級っていうから1級だろ?2級じゃないと思うけど?」


コイツ、しらふで言ってますか!私の驚いたこととは逆の意味で捉えてるわよ。私にはその魔玉の格は1級より3つ上に見えているのよ。あり得なさすぎ!何か言おうとした私の頭にシークレットガールの声が聞こえてきた。


(ミスティのナイショが1つ、私のナイショが2つ、アワセテ3つ。)

(内緒って魔玉のことかしら?……ミスティ・アルクス公爵夫人て確か昔はシオンちゃんの魔法の教官だったらしいから。そうか!魔玉の格をミスティ公爵夫人が1つ誤魔化したのね!それに便乗してシークレットガールがさらに2つ格を誤魔化して、合計で3つ。つまり私が見たとおり3つ格が上……本人は気がついていないのね。)

(ネエ、アイナ、ヒミツタノシイヨ♪)


はは〜ん、私に黙っていろってことね!




ふんっ!甘くみないで!




(私はシオンの友達よ!だから、友達の向上心を折るようなことはしないわよ!だから……うふふ……言う訳ないじゃない♪)

(アイナモシオンニ、ナイショが一つ♪

アイナモワタシノ、オトモダチ♪)


「うっふっふっふっ♪」

「何を笑っているのアイナ?かなり不気味だよ。」

「何でもないわよ。さあ行きましょう!」

「何なんだ?」


そうして、ラピス様の元へと私達は向かったわ。



ーーーーーーーーー



「ラピス様の様子どう?」

「よかった、やはり死んでないわ。でも、どうやったら無事に出せるかはわからないわ。」

「……今は、生きていることがわかっただけで十分だよ。ラピス様、必ず私が、私たちみんなが、貴方を助けます。必ず。」



大きな水晶の柱の中にいる一人の女性。


あの4年前の出来事から変わらずに微笑みを浮かべているその女性に。


少年は改めて誓いました。





エピソード 4年目の誓い……fin

読んで頂いてありがとうございます。


シオンちゃんは部分的にかなり鈍感なので騙されやすいのです(笑)

とうとう、魔法使いとしてチートなことをバラしちゃいました……今更?

4年前の出来事はこの話のナイショの9割を含んでいるのでぼかしました、次のエピソードで明らかにします。


これからリアルが4月まで忙しいので、投稿間隔があくかもしれません。


気長にお待ちくださると有難いです(^-^)/



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