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5話 しょくぎょうせんたく(前編)

またまた評価・お気に入り、をいただきました。

本当に嬉しいかぎりです。


みなさま、感謝・感謝・感謝です。

母上が王都に出発してから一ヶ月がたちました。


少々…母上が恋しくて寂しいです。


前世の…大人の知識を持ってはいますが私は子供です。


子供なのです。


私の精神は5歳の子供なのです。


だから母上がいないと、とっても寂しいのです!


だから、泣くのです…泣いていいのです。


…ひっく。


おっと、つい泣くコトが自然で正当なコトだと力説しちゃいました(笑)


今の私は…前世の記憶はあるのですが…大人らしい行動ができるかといったら、完全にノーです。


その辺りは説明すると…そうですね、”大人向けの難しい本”を読んで内容をまるまる覚えたような感じ…といえばいいのかな。


”大人が主人公の本”を読んでも子供が大人になるわけではない、それと同じ理屈でしょうか。


周りにも、少しませていると思われる程度です。




その日の夕食時、セバスが声をかけて来ました。


「シオン様、もう”おねむ”のようですね。今日はもうお休みになられては如何ですか?」


セバス…なにかあったのかな?


実は、”おねむ”と言う言葉は、セバスが私に”大事な用がある”ということを伝える合図なのです。


セバスと私は二人でいくつかこのようなナイショの合言葉を決めてあります。


「えー?やだー!セバス!ごほんよんでー!おはなししてー!」


「しかし…」


「してくれないと、ねないもん!」


「仕方ありません…ですが、今日は短くお願いしますよ。」


「わーい、だから、セバスすきー!」


メイドなどが、またおねだりしてーとか、時間外労働よねー、とか影で言ってます。


父上と母上がいないと気が緩むのかな?


ここのところおしゃべりだよね、メイドさん達(笑)


ともかく、二人の時間が取れました。


ちなみに、ダン兄の方は本当に”おねむ”の様子で食べながらこっくりしています…。


そのあと、湯あみをして着替えてからベットのある部屋に入りました…当然セバスも一緒です。


念のため廊下に聞き耳を立てて…大丈夫みたい。


あの様子だとメイドさん達、セバスを犠牲(笑)にして早く仕事を終えて寝るみたい。


だから、こっちに来る者はいないよね。


密談の準備ができたので、私はセバスに用件を聞きました。


「それで、話しはなに?」


「…はい。シオン様はコルネリア様に出立前、”朝の呼吸法を必ず毎日やるように”と言われたことを覚えておいでですか?」


「うん、覚えてるし、しているよ…それが何か?」


「あれは…魔法使いの修行なのですよ。」


「⁉」


私が魔法の修行を?


パルス家は武人の家系のはず?



…この後セバスが話した内容は私にとってとても重要なものでした。






真面目にすいません。


推敲していたら長くなったので話を半分に分けました。


なので5歳編は12話になります。


この長さで前編後編は変かもしれませんが大目に見てくださいね(笑)







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