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49話 極大魔法

あけましておめでとうございます。


いつも読んで頂いている方、初めての方もありがとうございます。



アイナの悩み事相談を受ける少し前のことです。


魔族に襲われた次の日の朝、私シオン・ブロッサムは珍しく寝坊をしてしまいました。流石に疲れていたのでしょう。朝に昼間できないことをしていましたので非常にもったいないことをした気がしました。私にはジムという若い執事が付けられているのですが、彼に朝食の手配とアイナ宛に遅刻する旨の伝言を頼みました。

しかし、ジムはラピス様からの使いが来て手紙と本を置いて行ったことを伝えてきました。急いで手紙を確認すると”今日は休暇を取りなさい”と書かれていました。そして昨夜の褒美として魔法の本を貸し与えると書かれていました。表題には”極大魔法”と書かれていました。


私はラピス様に感謝しました。極大魔法が使えてこそ戦闘職の魔法使いとして北伐に参加できるからです。今起こっている北伐が終わってからでないと許可が降りないと思っていたのですが。それだけの功績を残したと認められ、また、ここから逃げ出して北伐に向かわないと信用されたと考えていいでしょう。はやる心を抑えて朝食を取り、ラピス様への感謝の手紙を書き送りました。


自室で気持ちを落ち着かせてから本の表紙をめくりました。著者として過去の有名な学者の魔法使いの名が記されていました。

さらにめくり読み進めます。


まずは、魔法とは、というところから始まっています。魔法とは神々から受け継いだ力。私達人間はそれほど強く受け継いでおらず、自分の魔力を使った基本魔法と呼ばれる効果・威力の弱いものしか使えません。


それがあるとき、ある目的のためにエルフ族が人間に精霊との契約方法を教えたことから人間にも強い効果・威力の魔法が使えるようになりました。


守護精霊の助力により強化された魔法と、守護精霊を介して他の精霊の力を借りる”口寄せ”は精霊魔法と呼ばれ人間の魔法使いの強い武器となりました。


ちなみに魔族のスキル”精霊干渉(ジャミング)”は魔法使いとその守護精霊との間の魔力のやり取りに干渉して守護精霊を傷つける非常に厄介なシロモノです。


ここまでは教えられた範疇です。ここから先はいままでは教えてもらうことが出来ませんでした。ドキドキしながらページをめくりました。

ここには序論として極大魔法の定義が書かれていました。要約すると次の2点が書かれていました。


”極大魔法とは広い意味では広域範囲呪文と考えられている。”


”あらゆる魔法は突き詰めれば4つの属性に帰属する。火、水、土、風にである。つまり極大とは四大の精霊王に助力を求める魔法である。”


これは、推測ではあるが考えていたことで問題なしです!次に行きましょう。そこでこう書かれていました。


”極大魔法を行使するには3級の魔玉と3級の守護精霊が必要である。しかし、本来は2級の魔玉と2級の守護精霊が必要であり、威力を抑えるために3級にランクダウンさせて行使すると捉えるべきである。”


まあ、つまりは2級レベルが必要だということでしょう。しかし、実際には3級の魔法使いが一人前の魔法使いと言われています。3級と2級の実力差は大きいと言われていますのである意味”本当の意味で極大魔法を使いこなせているか”の差ではないでしょうか。私は自己流ですが2級の魔玉を作れますし守護妖精のシークレットガールも2級以上

の精霊だと思います、たぶん。彼女はそういうことを絶対に教えてくれませんので。


次に行きます、ここからは技術的なことが書いてありました。今までの部分が文献的な資料のような記述でしたが、ここからは教本のようです。


”極大魔法の習得を考える以上、これを読んでいる魔法使いはそれなりの魔法の知識と技術を持っていると考えられる。それ故にこれから記す内容で一つだけ気をつけて欲しいことがある。それは極大魔法は”口寄せ”の延長線上にあるものではないということだ。”


ドキッとした。私の推論がまさに"口寄せの大掛かりなもの"だったからです、ハズレだったみたい。


”口寄せでは守護精霊を通して魔玉を渡して別の精霊が魔法を使ったり助力してくれたりする。極大魔法は守護精霊に四大精霊王の分身を受け入れて行うもの。つまりは守護精霊が一時的に精霊王となって魔法を使うことになる。魔法を発動させる主体が大きく違う、このことを強く意識しなさい。さもなければ、精霊王の力が不安定に働き術者本人が傷ついたり、守護精霊が消滅したりするのだ!”


怖いな、気をつけましょう。


そのあとも読み進めて……一つだけ気がついたことがあります。守護精霊が四大精霊王を受け入れるのに魔玉が必要であり、その魔玉で受入のベースを作っています。その受入ベースの作成手順というか、理論というか。私の”リアルボディクリエイト”と似ていますよ。これならもしかして?


今、シークレットガールがいないから極大魔法は試せません。だからそれとは別に準備しておきましょう。”リアルボディクリエイト”を応用した精霊を介さない極大魔法の発動方法を。


それにラピス様に何かお礼を考えなければいけませんね。ラピス様に喜ばれて、尚且つ私らしい何かを。






構想がまとまらなくて困ってます。

何話か作ったのですが、殺伐としてしまいボツにしました。


また今年も宜しければシオンくんのお話にお付き合い下さいm(_ _)m

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