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34話 変な感じ

少しですが、どうぞ(^-^)/







ええと、落ち着こう、私。こういうときは状況の整理が一番です。まず私はアイロネ様のカバン持ちとして上位学校で行われる成人式の打ち合わせにきて、現地確認を行っている最中におしゃべりしていたら置いていかれました。とてもまずいですね。


(シオン、ナイショノ)

(後にして!)


シークレットガールの茶々に付き合うだけの心の余裕が今はありません!


ええと、今ここにいるのは私を含めて5人。成人式の主役で上位学校最終学年のグラナート王子とアーサー兄、そして入学して今度2年生になるダン兄。ついでのベルン団長、この人はさっき公爵家の跡取りでこの学校の臨時講師と判明したばかりです。グラナート王子がベルン兄様と呼んでいる様子からして王子とかなり親しい間柄のようです。


アーサー兄は会わないうちに身体がとても大きくなり顔つきも精悍になりました。本当に父上によく似てきていて、見た目はミニ父上です。


「お久しぶりです。アーサー……様。」

「ああ、元気だったか?」

「はい。」


声も父上に似てきて、目頭が熱くなって来ました。会えなくなってから2年半も経っています。


「シオン君、話は聞いているから。私の前だからといって遠慮しなくていいよ。ああ、武術場に入ろうか。」


アーサー兄と私の背を押して武術場の入り口へと誘います。グラナート王子はさり気なく気づかって人目のない場所へと移動してくれました。


武術場の中に入ってから今度はダン兄を見ました。ダン兄も身体が以前よりはるかに大きくなっています。そしてその顔はとても険しくドキッとしてしまいました。



私を見つめる鋭い目つきは、やはり……。ダン兄は何も気にせず笑いかけてきてくれる、そう期待していたのですが。もう、昔のようにはいかないのでしょうか?



「アーサー兄、変な感じがする。」


ダン兄は模擬剣を構えてぐるりと顔を巡らせてあたりの様子を伺います。変な感じ?


(シークレットガール、何か感じないか?)

(……マゾクガイルケド?)

(魔族!何処に!)

(ナイショ!シラナイ!)


シークレットガールが私に怒っています。一体なぜでしょう?


「魔族が近くにいるよ!」

「なに!」


私が叫んでそれにベルン団長が応えた瞬間、武術場の入り口の扉や窓などがいっせいに閉まりました!







また、いいところで次回のパターン……申し訳ありませんm(_ _)m

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