23話 未来と今
たくさんの方、見ていただきありがとうございます。
感謝・感謝・感謝です!
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、短文短文という書き方から、(意味ある)文章の塊を作るように変更しました。
うまくできてないかもしれません。
ですが、伝えたいことを伝える工夫を忘れないようにして書いて行きたいです。
精進精進です。
最上階のアイロネの部屋から廊下に出ると、ミスティ教官はふぅと息を吐いてから自分の顔をパンパンと叩きました。
気合を入れたみたいです。
「さあ、シオン君!着いてきなさい。」
「は、はい。」
ミスティ教官に着いて行くと、塔を出てしまいました。
どこに向かっているのでしょう?
途中、歩きながら、
「シオン君、これから君が将来”何”を目指すのかを聞かせて欲しい。」
それからミスティ教官は参考にと言葉を続けました。
「アイロネの魔法使い達の職業は研究職、生産職、戦闘職のどれかに分類されます。
シオン君には研究職か生産職がお勧めよ。戦闘職もあるけど、貴族の君は無理に戦役を課されることはないと思うから。」
貴族は外敵から領民を守る戦士として公職を全うします。
しかし、魔法使いとなった時点で戦力外通告を受けたのと同じで、貴族の子弟は研究職や生産職になることが多いとミスティ教官は説明してくれました。
ただ戦役は、全ての魔法使いの義務になっているので出ないと多大な違約金を払う必要があるそうです。
魔法使いって基本引きこもりっぽいですしね、強制的に引っ張り出す必要があるのでしょう。
また、塔の運営費用は王国から多大な援助を受けているそうです。北伐時の魔法戦力を期待されているのでしょう。
未来の私ですか……。
今まで、7歳になるまで、魔法使いになるかどうか迷いがありました。魔法使いとして生きることを本気で考えたのは、つい最近です。ですが、やりたいことは随分前から決めてあります。
「私は、北伐でパルス家の力になりたいです。」
「それはつまり、戦闘職で一生を通すということですか?」
「一生かどうかはわかりません。
でも、パルス家の死者が一人でも減らせるのなら。」
そう、北伐があれば父上も、アーサー兄も、ダン兄も、そして母上も戦場に出るのですから。みんな死なせたくはありません。
たいしたことは出来なくても、力になりたいのです。
「わかりました。ならば私は貴方に”今”やるべきことを教えましょう。私はそれが本職なのですから。」
ミスティ教官に導かれて辿り着いたのは、河に面した池でした。




